アシェ:関係 ページ12
【関係】
セシル・クローシェ(kape様)
大好きな先輩。ガラルにいた頃に倒れているところを見つけ介抱したことがきっかけで好きになった。 その後名前も知らないままにガラルで探し続け、トウエツにいるという情報を掴み単身追ってきた。その時名前を知ったが、名前を知る前までに呼んでいた仮称の「先輩」を使っている。
トウエツで追いついたあとはずっとついていき、何度撒かれても恋する乙女の力で執念深く居場所を特定している。そのうちに撒くのは諦められ、ほとんど2人で行動している。
教団については現状は「そんな怪しい宗教やめたらいいのに」程度に思っており、快く思ってはいないが強く辞めさせようともしていない。
心の奥底では、自分のこの気持ちは恋なんかじゃなくただの思い込みで、セシルではなく自分に都合のいい「先輩」という偶像を求めているだけなんじゃないかと思っているが、それは表に出していない。そしてある時、セシルが自分の中に「わたしじゃない誰か」…アシュリーの面影を見ていると気づいた時にどうしようもない寂しさを感じたことからその思い込みが彼自身を知るうちに本当の恋になっていったことを自覚する。それからは先輩ではなく、「セシルさん」と呼んでいる。
能力のこともある程度知っているため、この気持ちがいつか自分で伝える前に読まれてしまうんじゃないかと思っているが、今のところその時は来ていない。
「…先輩。わたしです。覚えてますよね。…覚えて、ない…そう、ですか。じゃあ今から恋人ですよ。では行きましょう。」
「先輩。好きです。本当です。…せめて一言くらい返してください。拗ねますよ。…拗ねても構わない、好きにしろ?…ふふ、やっとこっち見てくれましたね」
(先輩は、時々わたしにとても優しい顔を向けてくれる。…でも、そういう時先輩はわたしの方を向きながら、もっと遠くを見ている気がする。…本当はわかってるんだ。あの人にはわたしじゃない誰か、ずっと待っている人がいるんだって。)
「…わたしは何も聞かなかった、そういうことにしておきます。…セシルさん。」
(アシュリーさん。それがきっと、わたしじゃない誰かなんだ。…やっと、やっと本当に先輩じゃなく、セシルさん自身を好きになれたのに…あなたはわたしをわたし自身としては見てくれないんですね)
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作者名:イルル病魔族暖ゴロ | 作成日時:2020年9月23日 3時