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緑と青の人達も、山本さんも、学園長先生も、ここにいる全ての人が私のことを"天女様"と呼ぶ。
一見聞こえはいいけれど、あんな顔をされたうえに攻撃までされてしまえば嫌でも悪い意味だと分かった。
……けれど、全く心当たりが無い。
正直、これが一番気がかりだった。
そしてもう一つ、私には考えていたことがある。
『あと、これはお願いになってしまうのですが……出来れば"天女様"ではなく名前で呼んで頂きたいのです。あまり慣れないので……敬語も結構ですから』
＿暫しの沈黙。
やはり、警戒されているのかも知れない。
いや、言ってしまえば警戒したいのはこっちの方なんだけれど。
無理矢理連れてこられたようなものだし……
数秒が何分かに思えたその後、学園長先生は口を開いた。
「……分かった。お主がそう言うのならば、そうすることにするかのう。」
『ありがとうございます』
突然敬語が外れ、一気におじいちゃんっぽくなったことに驚きつつ、私はもう一度頭を下げる。
変な人だなあなんて思っていたけど、意外と話の分かる人らしい。
「では……そうだな、Aとでも呼ばせて貰うが。まず前提として、お主は未来から来たのであろう」
『はい……って、ん？』
……前言撤回。
何言ってるの、このおじいちゃん。
「……信じられないという顔じゃな。しかし、今は間違えなく室町時代じゃ」
『む、むろまち……って、え？』
まさか、そう言いかけて口を噤む。
……学園長先生も、山本さんも、二人とも真顔。
とても冗談を言っているようなノリじゃ無かった。
それに辻褄があう。
緑や青の人達の服装に髪型、そしてこの日本家屋のような学校。
私のいた時代では、ほぼあり得ない。
でも、そうだとしても……
『……信じられない、わ、私、タイムスリップしちゃった』
一週間前、超常現象の特番のタイムトラベラーのコーナーをよく出来てるなあと見ていた自分を殴りたい。
最早、私がタイムトラベラーになってしまった。
トラベルした時代は江戸じゃなくて室町だったけれど……
「どうやら、信じられたようじゃな。というか、信じないと話が進まんからのう」
『は、はい……』
もう、頷く他無かった。
その後、ここが"忍術学園"といって、忍になるために忍術や様々な事を勉強する学校だと、これまた奇想天外な話を聞かされ＿
「それで……天女について、だったな」
そして、ついに本題の天女の話になった。
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海鈴(プロフ) - 麗羅さん» わぁあありがとうございます！性格についてはかなり考えたので、そう言って頂けて嬉しいです。頑張ります！ (2022年1月28日 18時) (
レス) id: 7471f44b15 (このIDを非表示/違反報告)
麗羅(プロフ) - コメント失礼します！すごく面白いです！夢主ちゃんが剣道が得意で明るい性格っていうのがすごく好きです！更新楽しみにしています！ (2022年1月27日 22時) (レス) @page2 id: 90634de060 (このIDを非表示/違反報告)
海鈴(プロフ) - みこちさん» ありがとうございます！ (2022年1月14日 22時) (レス) id: 7471f44b15 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 海鈴さん» もしも、この作品にゲストが出るとしたら、雑渡さんか兵庫水軍の皆さんが現れてくださったら…なんて考えてしまいます。応援します！ (2022年1月13日 12時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 海鈴さん» 後も一つ、犬夜叉と鬼狩りという奴も在りますよ。出来ますれば、コメントを頂けたら嬉しいです。どんなコメントでも大歓迎です。 (2022年1月11日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海鈴 | 作成日時：2022年1月9日 22時
