じゅうく ページ20
もう夕飯になるのにあの馬鹿3人衆(以後3馬鹿
)がぎゃーぎゃーと騒がしい
松「一体なにをしているんだか」
呆れ顔で彼が呟いた
『まったく…ちょっと見て来ますね』
松「頼みます」
________________
『こら!一体なにを騒いでいるんです?』
若干青筋を浮かばせながら襖を開けると騒いでいた三人が動きを止める
高桂「「せ、せんせい…」」
銀「げっ…」
と、銀時が何かを背に隠した
ひょいとそれを取り上げるとそれは編み目のごたついた紐だった
『…これ、なんです?』
銀「い、いやなんでも…」
桂「髪紐を、作ろうと思ったんです。先生に何かいつものお礼をと…」
高「まぁ、結局こんなんになっちまったけどな…」
淡い青みがかった銀の糸、藤の花の様な紫の糸、落ち着いた色合いの黒い糸
それぞれの髪の色の糸が編み込まれたそれは、髪紐にするにはとても足りない短いもので、お世辞にも綺麗とは言えないものだったけど
『ありがとう…』
何よりも私のために頑張って作ってくれたのが伝わってきて、先程まで怒っていたのも忘れて
彼等の頭を撫でた
『ありがとう。本当に嬉しいよ、大切にしますね』
願掛け紐のように左手首にそれを括り付けると
しゅん、としていた三人の顔がぱぁっと明るくなった
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??黒雪??kuroyuki(プロフ) - ありがとうございます!泣ける(?)かは分かりませんが、世界観しんどいです。頑張ります。 (2020年3月9日 20時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - (´;Д;`)おお・・・最新話泣ける(?) (2020年3月6日 17時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
??黒雪??kuroyuki(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります! (2020年2月8日 17時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - たまたまこの小説見たけど、めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年2月8日 15時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
??黒雪??kuroyuki(プロフ) - いえいえ!読んでいただいてありがとうございます!同士がいてくれると嬉しいです! (2020年1月26日 20時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*雪之丞*yukinojyo | 作成日時:2019年6月16日 22時