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四十一 ページ45

コロン、と何かが落ちる音がした。

地面にはアタシのものと思われる腕。

でも、血は出ていなかった。




遥「…っ」




まずい。

そう思った時には遅かった。




「ひっ」
泰三「…ぅ…うわぁぁぁぁぁあ!!バ、バ、バケモン!!バケモンだ!!」




辺りは悲鳴で埋め尽くされた。


《バケモン》


その言葉は、アタシの心を抉るのには充分過ぎる言葉だった。




『遥ちゃん右腕ない!!』
『来ないでよ、化け物!!』




アタシは、その場から動けなくなった。









陸奥守「主!役人つれて……!?」
大和守「主!!」
遥「あ…」




気付けば目の前には拘束された男。

男の目は、恐怖で染まっていた。




遥「…アタシ…」




腕はスパンと切れていた。

血は出てない。

そりゃあそうだ、偽物の腕だから。




遥「…」




自分にとっては当たり前なのに。

おかしいな、ガッカリしてる。

バケモンなんて、初めて言われたわけじゃないのに。




遥「…」




呆然としていると、急に後ろからぎゅっと抱きしめられる。




遥「…誰」
「…」
遥「一期一振…?」




名前を呼ぶと、一期一振はさらに腕に力を入れた。




一期「……かんで…」
遥「?」
一期「置いていかんでください…」




一期一振のその声は、酷く寂しそうで。

すぐにそれが翼に向けられた言葉だとわかった。




遥「…」




何故だかそれが寂しくて。

何故だかアタシの心の傷に塩を塗った。

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つるいち@政成(プロフ) - 蓮さん» お返事ありがとうございます!そうだったのですね、了解しました。更新楽しみにしております♪ (2017年12月20日 1時) (レス) id: 4f00fb374b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - つるいち@政成さん» すみません、作成中でしたので一時的にパスワードを設定させていただきました。パスワードはもう外したので、自由に見れるようになりました!読みたいと思ってくださったのがとても幸せです。ありがとうございます!今後もよろしくお願いします! (2017年12月20日 1時) (レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
つるいち@政成(プロフ) - はじめまして。この小説の続きを読みたいのですが、パスワードがわかりませんので、ぜひ教えて頂きたいです。こちらからのコメントで申し訳ありません(><) (2017年12月20日 0時) (レス) id: 4f00fb374b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ユーさん» 貴重なご意見ありがとうございます!挑戦してみます! (2017年12月11日 19時) (レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 続きが早くみたいです!!!!後、個人的に女審神者の戦闘シーン的なものが見たいです!なんか、チートっぽいし、できそうな気がします。更新、頑張ってください!!!! (2017年12月11日 15時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜海 | 作成日時:2017年7月31日 19時

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