【刀剣乱舞】元ヤンですが、なにか？【一期一振】

十九 ページ21

遥「…ん…」




パチリ、と不思議なまでに目覚めがいい。

ここはどこだろう。

布団の中なのはわかるけど…

いや、そもそも何で寝てた？

やばい、思い出せない…

えーっと、えーっと…




「お、目が覚めた？」




ふと、懐かしい声が聞こえた。

この凛とした声は…！




遥「奏せっ、奏先輩！？」
奏「久しぶりだね。元気だった？」




め、めめ、目の前に、奏せ、え、や…




遥「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！！」
奏「！？」




((ガラッ




陸奥守「なんじゃなんじゃ！！」
鶴丸「主！」
大和守「主！？」
鬼神丸「一体どうした！！」




＊




遥「と、と、取り乱してしまって、本当、不甲斐ないと言いますか、いや、本当」
奏「た、頼む、落ち着いてくれ」
遥「落ち着く！？落ち着くなんて！奏先輩の前で落ち着くなんてそんな！！」
奏「…ははは…」




そう。

アタシがこの本丸を継ぐことになったのは、尊敬してやまない奏先輩からの突然の連絡があったから。

そりゃあ断れるわけがない。




奏「改めて、引き継いでくれてありがとう。本当に心から感謝している」
遥「あぁぁぁあ！頭を上げてください！」
奏「君がまだ若い事は知っていたが、どうしても君に頼みたくてね」
遥「な！？なな！？あ、有難いお言葉…！」




あー、やばい、死にそう…！

目の前に奏先輩がいる…！




奏「とりあえず、審神者をやっていくために必要なものとか資料にまとめてきた。読みやすいように考えたけど、読みづらかったら言って」
遥「ははははははい！」

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