二 ページ3
門の前で佇んでいると、顔の横を白い光の玉がすーっと通って言った。
遥「(あれだけ他とは違う雰囲気…)」
まるでアタシについてこいと言っているような動きをしている。
…これあれだ、ついて行ったら呪われるやつだ。
絶対行かない、絶対行かないからね。
遥「(絶対行かないからね)」
《こっち》
そう聞こえたのは、気のせいだろうか。
遥「え…?」
こんのすけ「遥様?何かありましたか?」
《こっちに来て》
心地いい女の人の声。
どうやら気のせいでは無かったらしい。
《早く》
…悪霊ではないの…?
気付けばその光の玉を追って門を潜っていた。
こんのすけ「ちょ、遥様!」
*
着いた先は、ひとつポツンと建っているお墓の前。
ここに眠っている人なのか?
こんのすけ「…ここは…」
《付いてきてくれてありがとう》
光の玉はどんどん人の形をしてきた。
髪の長い同い年くらいの女の霊らしい。
《名前、遥ちゃんであってる?》
遥「うん。遥だよ」
こんのすけ「だ、誰と話しているのですか」
《こんのすけ凄い驚いてる!ははっ、凄い!本当に見えてないんだ!》
フワフワと浮く女の霊は少し楽しそうに、少し寂しそうに笑った。
遥「アンタは?」
《私?私は___》
名前だけ聞こえない。
そこだけまるで編集されたように綺麗に聞こえない。
…あぁ。
遥「ごめん、霊の名前はアタシ達には聞こえないんだった」
《え、そうなの!?詳しいんだ!遥ちゃん!》
遥「…」
元気な人だ。
死んでいる人に使う表現ではないかもしれないが、凄く活き活きしてる。
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つるいち@政成(プロフ) - 蓮さん» お返事ありがとうございます!そうだったのですね、了解しました。更新楽しみにしております♪ (2017年12月20日 1時) (レス) id: 4f00fb374b (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - つるいち@政成さん» すみません、作成中でしたので一時的にパスワードを設定させていただきました。パスワードはもう外したので、自由に見れるようになりました!読みたいと思ってくださったのがとても幸せです。ありがとうございます!今後もよろしくお願いします! (2017年12月20日 1時) (レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
つるいち@政成(プロフ) - はじめまして。この小説の続きを読みたいのですが、パスワードがわかりませんので、ぜひ教えて頂きたいです。こちらからのコメントで申し訳ありません(><) (2017年12月20日 0時) (レス) id: 4f00fb374b (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - ユーさん» 貴重なご意見ありがとうございます!挑戦してみます! (2017年12月11日 19時) (レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 続きが早くみたいです!!!!後、個人的に女審神者の戦闘シーン的なものが見たいです!なんか、チートっぽいし、できそうな気がします。更新、頑張ってください!!!! (2017年12月11日 15時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜海 | 作成日時:2017年7月31日 19時