【刀剣乱舞】元ヤンですが、なにか？【一期一振】

十八 ページ19

《大将》




わざわざご苦労なこった。

こっちに来るの結構大変だって話聞いたんだけど。

まぁ、さすが神様って事かな？




翼《…なんで…？》
《いつまでも来ないから来ちまった》




そう言って歯を見せながら笑う男は、恐らく薬研藤四郎だろう。




翼《薬研…！》
薬研《すまねぇな、待たせちまって。手間取っちまった》
翼《相変わらず可愛いんだから！もう！》
薬研《相変わらず変わってねぇな、もっと感動的な再会を期待してたぜ俺は》
翼「…」




神様と人間のカップルってどんなもんかと思ったけど…

なんだ、普通じゃん。




遥「…ほら、早く行きな」
翼《うん！みんなの事よろしくね！遥ちゃん！》
遥「はいはい」




よかった、幸せそうに成仏してくれそうで。

安心した。




翼《あ》
遥「は？」
翼《遥ちゃん、審神者の部屋の机に付いてる箪笥の三段目の中にある小さいケースの中の》
遥「長いわ！」
翼《まぁいいや！とにかく、そこの中にあるやつ見て！》





「じゃあねー！」と薬研藤四郎と一緒に手を繋ぎながら成仏して行った翼。

…嵐のようなやつだった…





遥「…？」




あれ、なんか、目の前が…




鬼神丸「主殿？」




あ、やばい、倒れる…




鬼神丸「主殿！」

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