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さっきまでいた場所に戻る道で
何か話題はないかと考えて、思いつく。
「私の世界ではこれから夏だけど、こっちは逆だ
ね。」
翔平「夏なんて僕たちが生まれるずっと前から来て
ないですよ。」
「えっ…、じゃぁ夏を知らないの？」
「そういうことになりますね。」
「そっ、そうなんだ…。」
はい、会話終了。
異世界ってだけで、こんなに話が続かないとは…。
そうこうしているうちに、みんなのいる所まで戻っ
た私は、力矢くんにお礼を言った。
「ありがとうございます！なんとか着れました。」
力「良かった。それじゃぁ、ちょっと俺らは出るか
ら北人と留守番していて。」
北「力矢さん、気をつけて。」
私の後ろから声がして振り向けば、さっきまでの優
しい顔ではなく、険しい表情をした北人くんが立っ
ていた。
力「うん、大丈夫さ。今日は4時間くらいで片付け
て、戻るつもりだから。」
そう言って力矢くんは、北人くんの肩をポンっと叩
いて、行くぞと周りのみんなに声をかけてその場を
後にした。
そして、続いてトラックの上にいた壱馬くんも軽快
な足取りで飛び降りて、力矢くんの後を追って行く。
一瞬、ほんの一瞬こっちを見たような気がしたけど
気のせいかな…？
それにしても、どこへいくんだろう？
何をしに行くんだろう？
すごく気になるけど、でも私はここから出ることを
壱馬くんに禁止されているから…。
北「気になる？どこに行くか。」
「えっ…、」
北人くんの方を見れば、まっすぐと前を見たままだ。
「気にならないって言えば、嘘になるけど…。」
私もあえて真っ直ぐと前を向いたまま、答える。
北「…来て。」
「う、うん。」
北人くんの後をついて行くと、今いた場所のすぐ隣
に、兜をかぶった大きな銅像が置いてあった。
たぶんゆうに、5〜6メートルはあるそれは、威圧感
があるものの、なぜか安心する頼もしさを感じる。
「なにこれ…すごい…。」
北人くんより一歩前へ出て見上げれば、ドラム缶で
ゆらゆらと燃える炎で、更に神秘的だった。
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みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすいません（ ; ; ）そんな本だなんて！笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです！笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です！本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます！そんな感動だなんて、とんでもないです（ ; ; ）でも楽しんで頂けて良かったです！二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください（ ; ; ） (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました！ (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます！そうなんです、MVを参考にさせて頂きました！感無量だなんて、とんでもないです（ ; ; ）続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください（ ; ; ） (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月27日 22時
