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壱馬くんの言う、「みんな」とは
予想していた通りランペの全員だった。
陣「…っていうことらしいんだわ。」
陸「別次元…か。ありえなくはない話しだよね。」
慎「だからそんな寒そうな格好してるわけか。」
「そう！さっきっから我慢してたけどもう寒くて限
界！！」
私はガタガタと震えながら、自分の腕をさする。
北「はいっ、これ着ておきなよ。」
そんな私の姿を見かねてか、北人くんが羽織ってい
たアウターを私の肩にかけてくれた。
「あっ、ありがとう…。」
こっちの北人くんも優しいのは、変わらないんだな
ぁと実感する。
陸「とりあえずあいつらに見つかると面倒だから、
ここでかくまってあっちの世界に戻る方法を探
すしかないんじゃない？どうする壱馬？」
あいつら…ってさっきから誰のことを言ってるんだ
ろう？
こっちが悪なのか、それともその「あいつら」が悪
なのかわからない…。
壱「…外には出すな、それが条件なら。」
壱馬くんは私の目は見ずに、どこか遠くを見つめな
がら許可をだしてくれた。
陸「じゃぁ決まりだね！今日からよろしく。」
そう言って手を差し出して来た陸くんの手は、とて
も暖かい。
「よっ、よろしくお願いします！」
そして、そのまま今度は逆にみんなの紹介を陣くん
がしてくれた。
その時、やっぱり自分の知っている彼等とは違うと
いうことを目の当たりにする。
それはなぜかって？それは16人全員の名前は一緒で
も、苗字にあたる部分が違うからだ。
確かに、出会ったばかりの北人くんも「吉野」とい
う苗字を否定した。
だからやはり、ここは別次元ということになる。
新手のドッキリとかじゃなければ…。
「LUPUS壱馬…。」
陣「そう、その発音。だけどこの場所ではタグネー
ムじゃなくて、壱馬で呼んでる。」
「タグネーム…？」
陣「んー、そっちの世界で言う苗字？とかいうのと
同じになるのか？でも、こっちじゃタグネームしか
与えられないから、それで色々生活をするんだ。」
「じゃぁ、なんで陣って…、」
北「それは親からつけられた名前だよ。だけど、そ
れを使うことは禁止されているんだ。だから政府が
管理しているタグネームでしか、ここでは生きてい
けない。」
ドラム缶の側で座る北人くんは、少し悲しそうに言
った。
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みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすいません（ ; ; ）そんな本だなんて！笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです！笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です！本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます！そんな感動だなんて、とんでもないです（ ; ; ）でも楽しんで頂けて良かったです！二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください（ ; ; ） (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました！ (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます！そうなんです、MVを参考にさせて頂きました！感無量だなんて、とんでもないです（ ; ; ）続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください（ ; ; ） (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月27日 22時
