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涼「君のことをもっと知りたいんだ。」
この言葉がどんな意味を成しているのか
分かっているのかな？
本来なら大切な人や、好きな人に贈る言葉。
だけどこの人は絶対違う、と言い切れる。
こんな人たちに利用されるのは嫌だ。
そんなの絶対ごめんだ。
「さっさと、その政府なりあなたたちの手で私を処
分してよ！！」
涼「それはできない。君には協力してもらわなくて
はいけないからね。僕らが新しい世界を知るため
に。」
また不敵な笑みで言う。
「そんなっ…。」
それからは色々なことを質問され続ける時間が続いた。
まるで尋問のように。
隼「…だめだ…全然口を割らない…。」
玲「ほんとに何か知ってんの？」
二人は顔を見合わせて、真っ白なテーブルにうなだ
れる。
この調子でだんまりを続ければ、もしかしたら彼等
の方から愛想をつかしてくれるかもしれない。
と、私は少しの希望を持つ。
涼「はぁ…。僕たちはあんまり手荒な真似はしたく
ないんだよね…。でもこれじゃ仕方ないか。」
そう言って、ノートパソコンのような物を机に出す。
その画面には、監視カメラを通して壱馬くんたちが
工場で輪になって、立っている映像が映し出されて
いた。
そしてズームにされて壱馬くんの真剣な横顔が映る
と、私は咄嗟に彼の名前を呼ぶ。
「壱馬くんっ！」
涼「ふーん。LUPUSはカズマっていうのか。」
「あっ…ちが！」
涼「君にとってカズマは特別なのかな？」
「違う！どうでもいい！！」
涼「じゃ、ここがどうなってもいいよね？このリモ
コンひとつでドッカーンってね。」
涼太くんは手に持つ小さなリモコンをチラチラとチ
ラつかせる。
「っ！」
涼「全部話してくれたら、君の大切なカズマ君は助
かるのになぁ〜。」
いつのまにか仕掛けられた監視カメラと、爆破装置
の存在が私の決断を煽った。
「全部話すから…お願い…やめて…。」
私の頬を涙が伝う。
涼「…君、Aだっけ？今、すごく良い顔してる
よ。」
そう言いながら、顎に触れて上を向かせられたの
で、キッと一度睨んでから目線をそらせば、さぁ始
めようか、と涼太くんは笑顔で私の向かい側に座った。
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みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすいません（ ; ; ）そんな本だなんて！笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです！笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です！本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます！そんな感動だなんて、とんでもないです（ ; ; ）でも楽しんで頂けて良かったです！二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください（ ; ; ） (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました！ (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます！そうなんです、MVを参考にさせて頂きました！感無量だなんて、とんでもないです（ ; ; ）続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください（ ; ; ） (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月27日 22時
