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その言葉で、誰もが分かる。
北人くんの寂しさや悔しさを埋めていた女の人が、
私がここにいることを不審がり、彼等に密告したの
だと。
たぶん、私が鉢合わせしてしまった女の人かもしれ
ない…。
あの時、ものすごい形相で睨まれたことは未だ覚え
ている。
「だけど、北人くんのせいじゃないからね？！」
私は涼太くんの腕の中から北人くんに向かって叫べ
ば、シーッ大人しくしてなさい。と冷たい銃口がこ
めかみに食い込む。
でも、北人くんは泣いていた。
涙を流して、まっすぐ私を見て。
涼「お別れの挨拶も終わったことだし、さぁ行き
ましょうレディ。」
そして私は銃口を向けられたまま、車に押し込まれた。
みんなが私の名前を呼ぶのが車内でも分かる。
だけど、すぐにそれは見えなくなり、そして聞こえ
なくなった。
なぜなら目隠しをされ、耳には何かを入れられて何
も聞こえなくなり、手には手錠か何か知らないけど
拘束されたから。
大丈夫。
だって私はこの世界で存在しないはずの人物。
そんな人間が一人や二人いなくなったって、誰も困
らない。
みんなが生きるためには、あの水が必要。
それを私のたったひとつの命に変えることなんて、
できないよ。
これで良かったんだ。
きっと元の世界に戻りたくないなんて、ワガママ言
ったからバチが当たったのかもなぁ…。
「痛っ！！」
その時、腕にチクッとした感触があり、ものすごい
眠気とだるさに襲われて、意識が飛んだ。
ーーーーーーーー
「ん…。」
目を開けると、無機質で窓も無い真っ白な部屋。
かろうじてドアは一つだけある。
固いベットに横たわっていた身体を起こすと、頭が
ズキンッとした。
「っ〜！痛い…。」
するとドアが自動で開き、涼太くんが入ってきた。
「っ！近寄らないで！！」
涼「女性は怒らない方が魅力的だよ？」
ふっと笑いながら、水の入ったコップを手渡してく
るが私は無視をする。
「何が目的なの…。」
私は彼を睨みつければ、少し驚いた顔をして、
涼「君以外なにがあるんだい？君の事を色々と調べ
させてもらったら、タグネームもなければ、何も情
報がないんだ。どうもここの住人ではないようだ
ね？」
「だったら何…。」
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みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすいません（ ; ; ）そんな本だなんて！笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです！笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です！本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます！そんな感動だなんて、とんでもないです（ ; ; ）でも楽しんで頂けて良かったです！二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください（ ; ; ） (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました！ (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます！そうなんです、MVを参考にさせて頂きました！感無量だなんて、とんでもないです（ ; ; ）続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください（ ; ; ） (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月27日 22時
