３３ ページ33
「っ！！」
ラ「「「っ！！！」」」
涼「ふ〜ん、やっぱりそれほどこの女が大事なんで
すね。見事に大人しくなった！
さぁ、どうしますか？水か、この女か？」
不敵な笑みを見せながらも、銃口は私を捕らえて離
さない。
こんなのあんまりだよ…。
壱「こいつじゃなくて、俺の首と引き換えにし
ろ。」
「何言って…？！」
みんなが壱馬くんを勢いよく見る。
壱「何が狙いか知らねぇけど、こいつは…関係な
い。それに、俺の首は政府の奴らが泣いて喜ぶ
ぜ？」
最後の方は、ふっと笑いながら言う。
「そんなのダメ！絶対ダメ！！」
慎「そうですよ！誰も死なせない！！」
涼「そうですね〜…。確かにこの中で一番厄介な
LUPUSの頭も捨てがたい…。」
翔平「てめぇいい加減にしろよ！！人の命を物みた
いに言いやがって！！」
涼「お猿さんは黙っててください。…やっぱりその
お気持ちは残念ですが受け取れませんね。今日の僕
たちのターゲットはこの女ですから。」
またニッコリとして、銃口を向けたまま私を見てくる。
ラ「「「っ…！！」」」
みんな苦渋の判断を迫られているのは、痛いほど分
かる。
だけどここで暮らすみんなや、子供達の笑顔が無く
なっちゃうくらいなら、私が…。
「わかりました…。私が行きます。」
銃口の先ではニヤリと微笑む涼太くん。
涼「物分かりがいい子ですね。」
壱「おまっ！それはさせねぇぞ！！」
壱馬くんは私の腕を掴む。
北「何言ってるの、絶対ダメ！離れたくない！！」
他のみんなも首を振ってくれるけど、私の心はもう
決まっている。
「ここにいることが、そもそもの間違いだったんだ
よ。本来、ここに私はいるべき存在じゃないし。そ
れに…あの水が無くなってみんなと、子供達が生き
ていけなくなる方が私は辛い。」
壱「お前はここにいていいんだよ！」
北「絶対嫌だ！！」
「大丈夫！それにこれしか方法はないと思うか
ら…。」
壱「A！！」
そして私はみんなの制止を振り切って前へ行けば、
腕を引かれて涼太くんの懐に入れられる。
だけど未だに銃口は、私の頭を離れない。
涼「取り引き成立ですね。あ…それと、LUCAS。女
遊びは相手をよく選ばないとね。」
北「っ？！」
北人くんは引きつった顔で固まる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1061人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすいません（ ; ; ）そんな本だなんて！笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです！笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です！本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます！そんな感動だなんて、とんでもないです（ ; ; ）でも楽しんで頂けて良かったです！二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください（ ; ; ） (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました！ (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます！そうなんです、MVを参考にさせて頂きました！感無量だなんて、とんでもないです（ ; ; ）続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください（ ; ; ） (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月27日 22時
