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そして流星祭、当日。


夕方過ぎに、だんだんと空が赤と

オレンジに染まる頃、私含めたみんなはいつもの広

場から天井を見上げる。




天井や壁にあるいくつもの窓には、赤とオレンジの

空が見える。





陣「もうすぐか?」


慎「もうすぐなはずなんですが…。」


陸「いよいよだね〜!!」


翔平「っしゃぁ!!」


慎「え、その気合い入れる意味。笑」




みんなは、今か今かと期待に胸躍らせている。



私はその反面、


「ほんとに大丈夫かな?!当たったら死ぬとかな
い?!」




消防車の上で隣に座る壱馬くんに、必死に聞く。



壱「だから大丈夫だって。笑」



「笑ってるけど、こっちは真剣にビビってんだから

ね?!」





隣でクククッと笑う壱馬くんに言えば、そんな胸張

ってビビる奴どーなのよ。とまた笑われた。






でも気になることが一点。



今までメンバー以外見ることがなかったこの場所

で、子供達がいるのだ。






「ねぇ、あの子達って…?」



私は恐る恐る壱馬くんに聞いてみる。





壱「え?あぁ…、ここに住んでる子たち。親がいね

ーんだよ。」




「えっ…、」



親が…いない?




壱「あいつら…政府の規制が多くなって、親と離れ

離れになったっきりだったり、金がなくて親に見放

されて住む所なくなったのとか…色々。」





私の知らない外の世界は、そんなにも過酷な所だっ

たとは…。





壱「でもそういう子供を狙って、裏では政府の犬が

売人と手を組んだりして売り飛ばして、汚ねぇ金で

儲けようとする。それを俺らは止めたんだわ。」




「え…じゃぁ今まで出かけてたのって…、」





壱「ここまで話せば、言わなくてもわかんだろ。」




ふっと優しく笑う壱馬くん。







「あいつら」と呼んでいた人たちがどんな人たちだ

ったのか、彼等が出かけていた理由が分かり答え合

わせが完成していく。





壱「まぁ…ここまで話すのも、お前を信用している

からだ。」





「ありがとう…話してくれて。大切な守るべきもの

があるのに…私余計なことして迷惑かけて…、」




ほんと自分勝手だ。




と、言いかけた時に遠くからシュー、シューと音が

聞こえてきたと同時に翔平くんが叫ぶ。







翔平「来るぞぉー!!」





それと同時に、音は大きくなりキラキラと金色に輝

くものが目の前に降ってくる。

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設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます!お返事遅くなってしまいすいません( ; ; )そんな本だなんて!笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです!笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です!本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます!そんな感動だなんて、とんでもないです( ; ; )でも楽しんで頂けて良かったです!二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください( ; ; ) (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました! (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます!そうなんです、MVを参考にさせて頂きました!感無量だなんて、とんでもないです( ; ; )続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください( ; ; ) (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年6月27日 22時

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