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壱馬くんの優しい笑顔を見てから、
その日一日、私の気持ちはふわふわ
したままだった。
慎「…ねぇ、聞いてる？」
「えっ？！」
今は慎くんと、帰る方法の案を紙に書き出していた
ところだった。
「ごめん…、聞いてませんでした…。」
慎「…壱馬さんのこと考えすぎ、そして見すぎ
ね。」
「みっ、見てないし！」
いや、実は見てました…。
遠くで、力矢くんと真剣な顔で話している壱馬くんを。
慎「Aがどもる時は、動揺している時。」
ニヤリと笑う慎くん。
「慎くんて、ほんと無駄に勘が鋭いよね…。」
慎「褒め言葉として受け取っておこう。」
こんにゃろ！と、私が慎くんに軽くパンチをした時、
陣「誰か北人見てない？」
ったくどこ行ったんだよ、と少しイラついている陣
くん。
みんなは知らないと、首を横に振る人ばかりで誰も
探しには動こうとしない。
でも、その中に壱馬くんはいなかった。
力矢くんとどこかに行っちゃったのかな？
慎「またか。」
その時少し呆れたように慎くんが、気になるリアク
ションをしたので聞いてみた。
慎「北人さん、たまにフラ〜ッといなくなって探し
出すの大変なんだよ。」
「そうなんだ…、私探してこようかな。陣くんも困
ってるし。」
と、席を立つ。
慎「いやっ、Aはやめておいた方が…、」
「陣くん！私、探すの手伝うよ！」
慎くんが何か言いかけたけど、困ってる人を放って
おけないたちなもんで、自ら立候補する。
陣「ほんとかー？！みんな知らん顔するから、い
や〜助かるわ！」
「任せてよ！じゃ、とりあえず私あっち探してくる
ね！」
一応、私は外には出てはいけない約束なので、陣く
んと二手に分かれて、倉庫の出口とは反対方向へ向
かった。
樹「前みたいになことになってたら、A行くのマ
ズくない？」
慎「どうしよう…。とりあえず壱馬さんには報告し
ておかなきゃ…。」
ーーーーーーー
「北人くーん？おーい。」
名前を呼び続けながら、私は広い倉庫内をひたすら
歩く。
それにしても、錆びついた物ばかりだなぁ。
でもその錆びついて使えなくなっている物は、私
の世界では使われている物だ。
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みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすいません（ ; ; ）そんな本だなんて！笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです！笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です！本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます！そんな感動だなんて、とんでもないです（ ; ; ）でも楽しんで頂けて良かったです！二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください（ ; ; ） (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました！ (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます！そうなんです、MVを参考にさせて頂きました！感無量だなんて、とんでもないです（ ; ; ）続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください（ ; ; ） (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月27日 22時
