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光輝「あ…いや、人数増えるなら

楽しいかなって。」



陸「光輝〜!」

茉莉花「やったぁ〜!」



尊人「そんじゃ、全員参加ってことだな!」


尊人さんが勝手に締めくくろうとしたので、私と竜は

慌てた。



「えっ?!いや、私はまだ行くとは…、」


竜「俺もまだ行くとは言ってねーぞ!」



尊人「まぁまぁ、二人ともそんな心配しなくたって平

気だっーって!」



「いや、心配とかではなくてですね?!」


頭を抱える竜と、誤解を解こうとしてる私をよそに、

話しはどんどん進み…、




ー当日ー



田中「着きましたよ、お嬢様。」


ゆっくりと止まった送迎車から降りると、駅前を行き

交う人達に少し圧倒される。


普段はこんなに人が多い所に来ないからか、少し緊張

するなぁ…。



そんな気持ちからか、固まっていたら田中が窓越しに

笑顔でグッドラックサイン。



田中「お父様には上手く伝えておくので、今日は楽し

んで来て下さい。」



「ありがとう…。でも、なにかあったらすぐ連絡し

て?!」



田中「大丈夫ですよ。安心して行ってきて下さい

ね。」




そして私を置いて、車を走らせて行った。



よし…、行こう。




緊張で重い足を動かして、駅前に向かう。




実はあの日から、尊人さんに何かとあると遊園地の件

を出され、ついに根負けして今日の事はしぶしぶ首を

縦に振ったのだ。



そして、それは私だけではなくて…。




駅の改札から少し離れた場所で、円を作るように立つ

輪の中から竜と目が合う。



陸「あ!来た来た!こっちこっち!」


茉莉花「Aちゃ〜ん!」



手を振る茉莉花ちゃんは、可愛らしいワンピースに長

い髪の毛がふわふわしている。



それに比べて私は…。


と、着ている地味な洋服の裾を握ってからみんなの元

へ駆け寄った。





竜「おっせーよ。」


少し不機嫌な声の竜は、両腕を組んで口を尖らせる。



「時間通りに来たつもりだったんだけど…、遅れてご

めんなさい。」



集合時間ピッタリに着くようにしたつもりでも、そこ

にはほぼ全員がいた。




光輝「大丈夫、俺も今来たばっかりだし。」



「いや…、ほんとごめんなさい…。」


竜とは正反対で、ニコッと笑顔でフォローしてくれる

光輝くんに胸が高鳴る。



でもこんな陰キャラの私が、陽キャラメンバーをお待

たせしてしまうなんて、本当馬鹿馬鹿!

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設定タグ:princeoflegend , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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