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あの事件から数日が経ち、いつも通りの
毎日を送る私たち…と、言いたいとこ
だけど、今までと違うことがまた
一つ増えた。
それは茉莉花ちゃんがいないこと。
あの日から学校にも来ていないし、連絡も
取り合っていない。
風の噂によれば、休学してるとか…。
でも政治家である茉莉花ちゃんのお父さんの
配慮により、あの事件の被害者は匿名とされ、
大々的にも報道はされていない。
きっと色々な事を考慮して、
大事にしたくないのだろう。
キャッキャと笑う茉莉花ちゃんの声は無く、
男子の低い笑い声だけが聞こえるいつものこの
場所になんだか少し違和感を感じながら一人
柵にもたれていたら、尊人さんに顔を覗き込まれた。
尊人「元気ねぇなぁ、最強Aちゃん。」
「ちょっ、最強てなんですか。」
尊人「何人もの男を一人で締め上げた、
最強Aちゃん！」
ニカッと笑った尊人さんは確実にからかっている。
「…最強なんかじゃないです。」
柵にもたれたまま、遠くの山を見つめると
尊人さんは私とは反対向きで柵に寄りかかり、
尊人「寂しいよな、ヤロウばっかりで。」
茉莉花ちゃんの存在が意外にも自分の中で
当たり前になっていたことに、彼女が
いなくなってから気付かされる。
「大丈夫ですよ。
もともとずっと一人でしたから。」
小さく息を吸って体勢を戻し、自分に
言い聞かせるように言うと、
尊人「もうAは一人じゃない。
俺たちがいるだろ？」
フッと笑う尊人さんを思わず見ると、
竜たちのいる方を顎で指した。
更にそちらに視線をやると、竜と光輝くんに
陸くんと海司くんが何かの話しに盛り上がって
笑っている。
尊人「まぁ…あんな感じで女子力には
かけるがな…。苦笑」
「確かに女子力のじょの字もないですけど
案外、私は居心地が良かったりしますよ？」
尊人さんを見上げてそう言えば、
一瞬目が大きくなったがすぐに悪戯な笑顔になり、
尊人「Aは強くて男勝りだもんな！」
「それ褒め言葉で言ってます？」
尊人「あったりめぇだろ？！」
「なんか全然嬉しくない…。」
尊人「えっ！なんでだよ！汗」
竜たちがいる方へ一緒に歩きながら
強い女ってのはなぁ…と魅力を熱く語る
尊人さんを聞き流すが、内心嬉しい気持ちで
いっぱいだった。
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません（ ; ; ）史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています（ ; ; ） (2021年12月3日 18時) (
レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます！そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません（ ; ; ）亀更新ですがこれからも頑張ります！ (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです！もう〜竜！！光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2021年8月24日 13時
