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「やっぱり…無い。」


あとは防犯カメラ…。


最近のは顔認証システムが導入されていて

特定の人物をインプットさせれば

コンピューターが瞬時に見つけてくれるのは

父から教わり知っていた。




〜田中side〜


Aの父がいる部屋から離れた場所にある

長椅子に腰掛けてラップトップを触っている。



そして茉莉花の写真をケーブルでラップトップに

送信させて防犯カメラ映像での検索をすれば

検索中…、と画面に表示される。



田中「まずいな…。」


自分の腕時計をチラッと見て、呟く。



すると画面に茉莉花と男たちが歩いている

いくつかの映像がヒット。



田中「ぅし、ビンゴ」



そのデータをAの携帯に送信し、慌てて

その場を離れた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



田中からの検索結果が来るまでも私は会場の外を

また走り回っていたら、携帯が震えた。



見てみると、やっぱり茉莉花ちゃんと

先程の男たちが歩いているいくつかの映像が

田中から送られてきた。



「さっすが田中!」




一つ一つ確認していくと、人気のなさそうな

路肩に路駐してあったバンに乗り込む様子が。



だけど茉莉花ちゃんは、そこまで来てやっと

気付いたのか抵抗し始めているように見えて、

声が届くはずは無いのに私は思わず声を上げた。



「茉莉花ちゃん!!」



やっぱり連れ去りだった…!


その一瞬で私の頭の中にたくさんの犯罪パターンが

浮かび、冷や汗が出る。



…って、そんなことしてる場合じゃない!


この車のナンバーを田中に追ってもらい、

一刻も早く居場所を突き止めなければ…!!





すると携帯が田中からの着信で震えたので

慌てて出る。



「もしもし田中あのね!車のナンバーを、」

田中ー私を誰だと思っているんですかー


「…え…?」



少しため息混じりに笑った田中はそう言って

続けた。



田中ーもう追跡済みですよ。まだ車は移動中ですが

恐らく向かう先は〇〇埠頭方面と見られますー



「わかった!今から私もタクシーで向かう!!」



田中ータクシーなんて当てになりませんー


「じゃぁ電車で行けって言うの?!」


焦る私に反して、田中は落ち着いた声色だ。



田中ーお嬢様は、そこでお待ち下さい。

もう現場に機捜要請してありますので私も

向かい、追ってまたご連絡致しますー

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作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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