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茉莉花ちゃんは可愛いし来ても何も

問題はないけれど、私の「次」は

許されるのだろうか…?


こんな眼鏡のちんちくりんが光輝くんたちの

周りをチョロチョロされるのを良く思わない

人たちはたくさんいるはずだ。



「それはー…、」

男1「ねぇねぇ、誰か待ってる感じ?」


私の声を遮っていきなり入って来たその男は

私たちよりも全然年上で二、三人を引き連れ

茉莉花ちゃんの顔を覗き込んだ。



茉莉花「えぇ〜?待ってますよぉ〜。」


ねっ?と笑顔で茉莉花ちゃんはこちらに同意を

求めるので私は激しく頷いた。



男1「そうなんだ〜。ねぇもし良かったら

その人たちが来るまであっちでお茶でもしない?」



その男は馴れ馴れしく茉莉花ちゃんの肩に手を置き

竜たちが向かった方向とは逆を指差した。



男2「すごいオシャレなカフェだよ。」


見た目が完全にチャラいもう一人の男が

自分の携帯の画面を見せる。



茉莉花「わぁ〜!すごぉーい!」



確かにすごいオシャレだけど、この近くに

あるっけ…?




いや、例えあったとしてもこれは

茉莉花ちゃん目当てのいわゆるナンパに違いない。



鈍感で無知な私でも、この手のやり方から犯罪に

繋がることは嫌でも父から学んできた。



だからここはただのナンパだとしても警戒して

なんとしてでも断らなくては。



「あの申し訳ないですが、」

茉莉花「Aちゃん行こうよぉ!」


「…え?」



私の話を遮った茉莉花ちゃんは、目をキラキラ

させて私の腕をぶんぶんと振った。



「いやあの、」

茉莉花「まだ光輝くんたちも着替えたりとか

あるだろうし、それに外で待つよりオシャレな

カフェでお茶して待った方が良くないっ?!」



ダメだ…、完全に茉莉花ちゃんは警戒していない…。



私は茉莉花ちゃんに耳打ちをする。


「ダメです、やめましょう。

この人たちはきっと、」

男1「いいじゃん、ちょっとくら〜い!」



今度は最初に話しかけて来た男が私の話しを

遮り、茉莉花ちゃんの肩を抱いて歩きだしたのだ。



マズイ!

このままじゃ、連れて行かれる…!!



私も茉莉花ちゃんの腕を掴もうとした瞬間、

急に黄色い声が上がり、私の目の前を数人の

女の子達が横切る。



女子1「光輝くんたちあっちにいるみたい!」

女子2「うそっ?!行こ行こ!」



「ちょっと待っ…、待って!!」

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作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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