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竜「あんた、なんでコイツと急に

友達になりたいなんて

言ったんだよ?」



そんなことわざわざ皆んなの前で聞かなくなったっ

て…。


尊人さんといい、竜といい気まずくなる話題ばかりで

私はみんなに聞こえないよう、小さくため息をつく。




茉莉花「それは…、Aちゃんとずっと友達になり

たいな〜って思ってたからっ。」



竜「だったらもっと早い段階から、声かけられただ

ろ。」



私が聞くに聞けなかった事を、竜は厳しい視線で茉莉

花ちゃんに問うが、彼女は下を向いたまま答えない。



ここにいるみんなが、私と茉莉花ちゃんを交互にチラ

チラ見始めた時、やっと顔を上げた彼女はまたも笑顔

で言った。



茉莉花「茉莉花、こう見えてあんまり自分からいけな

くてぇ。だから今日まで時間がかかっちゃったの

ぉ。」



陸「…まっ、まぁまぁ!茉莉花ちゃんがそう言ってる

んだからさ!竜も変に疑いすぎだ〜って。」




仲裁のように入ってきた陸くんの言葉を機に、話題は

変わる。




自分からいけない…か…。


私には最初、声をかけられた時かなりグイグイ来てる

ように感じたけど…。



なんて少し引っかかる所があったが、それ以上追求せ

ず、自分のお弁当箱に箸を落とした。





お昼休みを終える予鈴が鳴ったら、ゾロゾロと私たち

は屋上を後にするが、その途中であんまり声を発しな

かったように感じた光輝くんが気になり、前を歩く彼

をチラッと見るが、陸くんと海司くんと普通に話して

いる。



今朝は普通に見えたけど、お昼休みはなんだか違った

ような…?


竜と一緒で、茉莉花ちゃんを連れて来たことに、何か

思うことがあるのかな?汗



やっぱり私、やらかした?!汗




すると、隣を歩いていたはずの茉莉花ちゃんが軽やか

に光輝くんの背中に近寄り、話しかけた。



茉莉花「光輝くんっ。茉莉花、光輝くんとずっと仲良

くなりたいと思ってたのっ。」



どこかでも聞いたことがあるセリフ…って、いやいや

私が茉莉花ちゃんに言われたんだった。



光輝「そうなんだ…、よろしくね。」



だけど光輝くんは意外にもチラッと茉莉花ちゃんを見

ただけで、歩き続けた。



やっぱり光輝くん、怒ってる…?!汗


あー!もう私ったら、ほんと駄目な奴!!



頭を抱える私が立ち止まっていた茉莉花ちゃんに追い

付くと、下向き加減の彼女から小さい声が聞こえてき

た。

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作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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