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「まっ、まぁこれは皆さんの思いを

私と竜が代表して…と考えて買ったので…

ねっ?!」


竜に同意を求めて目配せすると、一瞬驚いた

顔をしたが、すぐに勘づいてくれたのか、

まぁ…な、と小さく言った。



尊人「お前らほんっと優しいなぁ〜!」


「ちょっ…、尊人さん重いです!」


肩を組まれて、内心落胆する私。


ダメだ…、

全然みんなのフォローになれてない…。


こんなみんなの前で自慢されるとは思って

いなかった…。


これじゃまるで、私がみんなの立場を悪くして

しまってるだけじゃないか…!





光輝「Aちゃん、気が利くね。」


「え…、」



尊人さんの力でズレた眼鏡越しでは、光輝くんが

微笑んでこっちを見ている。



光輝「来れなかった尊人さんを気にかけたり、

俺たちのこともフォローしてくれてるよね。」



光輝くん…、


って、私なんで光輝くんに

ちょっと見惚れてんの!汗



そんなことしたら茉莉花ちゃんが…、と

チラッと隣を見ると、ニコニコしているはずの

顔がどことなく怖い…!


マズイマズイマズイ!!

これは絶対何か思ってるー!!汗




「あああの、私のことはどうでもいいので!

えっと…、また行きましょう!

今度こそみんなで!!」



とりあえず話題を変えれば、尊人さんと陸くんが

次どこ行くかー?!と、盛り上がりだしたので

コッソリ胸を撫で下ろした。



竜「なぁ。」


「なに?」



尊人さんと陸くんの盛り上がる声の中、竜が

じっと私の顔を見つめる…が、その顔は

眉間に皺が寄っていてすごく難しい顔をしている。




「なっ、なに…?」



無言でじーっと見つめながら、心なしか

距離が近くなって焦り出した頃、



竜「もしかしてあんた…いや…、

やっぱなんでもねぇわ。」


「は…い?」



ポカンとする私のことなんか気にする素振りもなく

ふぃっと元の体勢に戻り、お弁当を突き出す竜。



な…、なんなの?!


人の顔をジロジロ見ながら、もしかして…って

何を言い出そうとしてやめたの?!


めちゃくちゃ気になるんですけど!!



そんな竜はお構いなしに、未だ盛り上がっている

尊人さんと陸くんに茶々をいれた。




やっぱりこの人は未だ掴めないというか、

何を考えているのかさっぱり分からない時が

多いなぁ…。



それとも私が読み取れなさすぎなだけ…?!


いやいや、根暗の私には難易度が

高すぎなだけであって…、



光輝「Aちゃん。」

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作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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