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ニコッと微笑んで私を見下ろすが、

慌てる私の声と、ブーイングの陸くんの

声が重なった。



「いやいやいや!汗

ほんと一人で大丈夫ですので!」


陸「光輝、さっきからずっと乗ってないし次は一緒に行こう

よー!!」



私たちは一瞬、顔を見合わせてから、


陸「って、言ってるしさ!」


陸くんの言葉に私は、激しく頷いた。



光輝「でも…、」


茉莉花「茉莉花も、光輝くんとなら乗りたぁ〜い!」



そうだ…、茉莉花ちゃんは光輝くんの事が好きなようだ

し…。


ここはなんとしてでも行ってもらわなければ…!




海司「Aさんも行って来て平気だって言ってるんだか

ら、いいんじゃない?」



海司くんも加わり説得するなか、返事も待たずに陸くんは光

輝くんの肩を組んで歩き出した。




陸「よしっ!GOGOー!!」


光輝「ちょっ…!陸!」


茉莉花「GOGO〜!」



光輝くんと、茉莉花ちゃんに陸くん、海司くんが歩き出すの

を見送っていたら、最後尾の竜が一瞬振り向いた。



…が、その顔は口を真一文字にしていて、なんだか…不機

嫌…?




「え…、なんで…?」



両手をズボンのポケットに入れて、少しガニ股の彼の後ろ姿

に私は首を傾げた。


なんなの…?

あ、どうせからかう相手がいなくなって不機嫌になっただけ

だろう。



京極兄弟といるようになってから、何かとあると突っかかっ

てきたり、からかわれる日々に私はそう予想した。



「さて…、出口はどこだ?」



みんなが出てくるのを待つために、その乗り物の出口に向か

うために歩き出そうとした時、着ているトップスの裾を誰か

が引っ張ったのでそこへ視線をやると、



男の子「…ママがいない。」



小学校低学年くらいの男の子が、私を見上げていた。



「…え…、えぇ?!汗

ママってお母さん?!今、はぐれたの?!いつから一人な

の?!」



私は突然の事に軽くパニックになる。


こんな小さな子が迷子だなんて…!

どうしよう、どうしよう?!汗


するのその男の子は、私の裾を今度はさっきより少し強く引

っ張って言った。



男の子「ねぇ、迷子の放送してくれる所に連れてって。」



なんともその子は私よりも慌てる事なく、最善の解決策をさ

らりと言ったのだ。



「あ…はい…、行きましょう…。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



園内にある地図の看板と睨めっこをして、案内所まで誘導し

ていると、男の子が私を見上げだ。

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作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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