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「何、結局飲むんじゃん」
「飲まずにやってられるか」
結局その夜俺は涼太と酒場に来ていた。ぐい、とラム酒を煽る。そんな俺に、涼太が問う。
「会っても苦しいだけじゃない？」
涼太は机に頬杖を付いて苦笑いした。本当に腹立たしいほどに何をしても様になる男だ。
こんなにも美しい男が戦線で命を投げ打つような戦いをしなければならないとは。どうなっているんだこの世界は。
「分かってるけど…でも今日はもしかしたらって、どうしても思っちゃうんだよな」
もしかしたら。今日こそは。
毎度毎度、そう期待しながらあの病院へ赴く。その度に絶望に打ちひしがれながらそれでも諦められないのはなぜなのだろう。
擦り切れるほど繰り返した自問自答。答えは火を見るよりも明らかだった。
「まだ好きなんだよ。Aのことが」
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かな - 続き楽しみです！ (2020年10月10日 22時) (
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作者名：ねこた | 作成日時：2020年9月17日 3時
