綾薙学園の女神23【スタミュ第3期】

番外編~雷 ページ26

貴方side



四季「いつも悪いな…」
貴「良いんですよ、斗真先輩体調悪そうですし」







とある日の放課後、いつも通り華桜会の業務のお手伝い
特に斗真先輩が多い為一緒に頑張ってる

他の先輩方は、教え子の指導で遅れている(因みに斗真先輩は自主練と言ったらしい)









四季「……どうかしたか？」
貴「…え、いや、あの何でもないです！」
四季「…」


挙動不審にｿﾜｿﾜしている私に気付いた先輩が声をかける


挙動不審な理由は天気に関係あった









…………何で、こんなに曇ってんのっ…



外を見ても全体曇りの光景

……私が大嫌いでトラウマレベルの、雷が鳴らないか心配で堪らなかった




本当は、栄吾に駆けつけたい所だけど…仕事を放ってまで行くわけには…









四季「……何か、心配事あるだろ…？さっきから明らかに様子がおかしいぞ」
貴「えーと……」




こちらに向きながら心配してくれる先輩に、黙ってるわけにも行かず話そうとすると…









ﾋﾟｶｯ！





貴「！！きゃああ！！」ｶﾞｼｯ！
四季「！？」

突然の音と光に、いつものごとく目の前の斗真先輩に抱きつく







四季「…(人1)……？ど、どうした…？」
貴「やだっ…助けて！助けてっ…」



四季「…………雷、怖いのか…？」
貴「……っ」ｺｸﾘ…



私が頷くと、優しく頭を撫でてくれた





四季「…大丈夫だ。修まるまで、傍に居るからな」ﾆｺ
貴「……先輩…っ…」






中等部から変わらない優しい笑みで言ってくれて、翼さんや栄吾のような安心感に包まれて寝てしまう…









…………






四季side






四季「……(人1)…？」
貴「…すぅ…すぅ…」



いつの間にか腕の中で寝ていた、涙を流すほど……雷が…




……雷が止まるまで、このまま寝かせよう








ﾁｭ





軽くオデコにキスをしながら、しばらく寝顔を見てたら俺もつられて寝てしまう…









____







おまけ






春・夏・秋「……」



冬沢「…………おい、四季。起きろ」
四季「……ん…？」



誰かが力強く揺さぶる為目覚めると、黒い笑みでいる冬沢がいた…









冬沢「……この状況、どういう事か…勿論、説明するよな…？」ﾆｺ…
四季「…」









数分後、激怒の冬沢に最初から説明するのは言うまでもない…





終




伊里明様 リクエスト

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