綾薙学園の女神23【スタミュ第3期】

＊ ページ18

貴方side


貴「詩音先輩！入夏先輩！……斗真先輩がっ……」


春日野「………！四季！？」
入夏「四季ちゃん！」



倒れてる先輩を見て顔色を変えながら駆け寄ってきてくれた





貴「っどうしましょう……先輩がっ…」

春日野「っ落ち着いて？四季は僕達が医務室に運びから」
入夏「ね？」


貴「……っ」ｺｸ




涙目の私を、落ち着かせながら話す2人に静かに頷く
頷いた私に2人は、医務室に行くと歩いて行った









散らばってる資料の数、まだ終わってない仕事……だよね…





…………今、斗真先輩の為に出来る事は1つだけ…









________









四季side








医務室





四季「…………っ…」


春日野「四季！」
入夏「まだ寝てな…？」



目を開けると、春日野と入夏が視界に入る






春日野「覚えてない？執務室で倒れてたんだ、軽い貧血だって」
入夏「朝比奈ちゃんが見つけてくれたんだよ」







入夏の言葉に驚きながら、ふと手にぬくもりを感じて下を向くと…








貴「……すぅ…すぅ……」
四季「…………(人1)…」





俺の手を繋りながら横で寝ていた






春日野「……(人1)、四季が終わってない業務を全部やってくれたんだ」
入夏「…体調悪い四季ちゃんを心配して、お茶とかおにぎりも作ってきたしね」

四季「！！」




テーブルには、確かに三角のおにぎりやお茶が置かれていた





入夏「手伝うって言ったんだけど、自分の仕事を優先してくださいって言われてさ」
春日野「…さっきまで起きてたんだけど、疲れて寝ちゃったみたい」

四季「………っ」






　



…………本当に、どこまで優しいんだ…



自分の稽古もある中手伝ってくれて、頼まれた仕事でも無いのに……









俺を心配して頑張ってくれる(人1)が、どうしようもなく愛しい想いだった









春日野「……四季は今日はゆっくり休んで？
それと、(人1)もしばらく医務室で寝かせてあげて」
入夏「星谷達には、俺達言ってくるからさ」








四季「分かった……心配かけて悪かったな」
春・夏「……」ﾆｺ





四季「……情けないな。こうなってみて、今更冬沢の存在の大きさを痛感した。ずいぶんと苦労をかけてたんだな……(人1)にも負担をかけてしまって……」


入夏「気にすんなって、亮ちんは忙しい方が良い人なんだし。元々首席を目指してたんだから腹据わってるよ」
四季「……！」

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