☆ ページ12
冬沢side
貴「興味ない人に、こんな事言えません。斗真先輩は、先輩なりに冬沢先輩を見てますよ」ニコ
冬沢「……っ」
微笑みながら言ってくる彼女に俯く
貴「……私も、冬沢先輩を優しくて尊敬出来る先輩として……ずっと見てましたよ」
冬沢「……」
貴「ずっと練習を一緒にしてきたからこそ分かります。どれだけ努力してきたか……自分がそうですから」
冬沢「……(人1)…」
貴「過ごした月日は斗真先輩よりも短いですけど、冬沢先輩の実力は誰よりも知ってます。
だから、自分の努力も存在も否定しないで下さい!!」
冬沢「…………っ…」
真剣な表情で伝えてくれた彼女に震えた
ずっと、言って欲しかった言葉だから
自分の努力を見てくれる人が居る、それだけで情けないが涙が出てきた
貴「!え、あ、あの……私、生意気な事言ってすみません!!お、お、怒ってますか!?」オロオロ…
冬沢「ち、違うっ…………こ、これは嬉しくて…………怒ってないから」
顔を青くしながらソワソワする(人1)に、急いで否定する
冬沢「……ありがとう」
貴「……?……よく分かりませんが、いつも通りの冬沢先輩に戻って良かったです!」
微笑みながら立ち上がる彼女
貴「暗くなりましたし、私達も帰りましょう!」
そう言いながら扉に向かっていく(人1)を、呼び止める
冬沢「……っ(人1)!」
貴「…?」
冬沢「……お、俺の事…………名前で、呼んでくれないか…?」
貴「……え…?」
ずっと四季が羨ましかった、名前で呼んでもらってる所も
貴「亮先輩!」
冬沢「!」
貴「帰りましょう?」ニコ
冬沢「……あぁ」ニコ
…………
彼女の笑顔に、今まで感じた事ない感情が現れた
初めての事に心臓がドキドキして
けどその感情は、すぐにわかった
今、この瞬間、俺は(人1)に恋をしたと…
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リンゴ - 虎石くんと北原くんと南條くんに取り合いされているお話が見たいです!主様のお時間がありましたら是非お願いしたいです🙇♂️主様のお話すごい好きで暇があればずっと見てます!! (2023年1月15日 2時) (レス) @page25 id: ce501d11c3 (このIDを非表示/違反報告)
みさこ(プロフ) - 伊里明さん» ありがとうございます!またいつでもリクエストしてください!本編を書き終わるまでは募集中です。 (2019年10月29日 20時) (レス) id: a03cef3ab5 (このIDを非表示/違反報告)
伊里明(プロフ) - リクエストありがとうございます!ものすごく幸せで嬉しいです。これからも無理をせずゆっくりで良いので頑張って下さいm(_ _)m (2019年10月27日 23時) (レス) id: 352e680b33 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(プロフ) - こんにちは!こちらの作品1から楽しく見させていただいています! 以前のアカウントで更新されていた、スタミュの別作品アンシエントの姫もすごく好きなのですが、そちらは更新されないのでしょうか…? (2019年10月18日 14時) (レス) id: 6eaa2a087c (このIDを非表示/違反報告)
月坂サクラ - お世話になっております。本日のイベントが中止になって凹んでいたので、更新してくださって嬉しいです!小説を読んで、悲しみを癒します。これからもよろしくお願い致します。 (2019年10月13日 20時) (レス) id: 32ebb862ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みさこ | 作成日時:2019年9月20日 1時