爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ48)

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告白も直接で、とかいうけどなかなかできるもんじゃない。ページ48

ピンポーンピンポーン

「おい切島出んなや！！」

奥の部屋から勝己の怒鳴り声が玄関まで聞こえる

「おっ、Aか！！待ってたぜ！早く引き取ってくれよな！」

『あー、わりぃ。勝己でてきそうにない？』

「おーい、爆豪ー」

「……」

あ、完全に無視か。

『邪魔するわ』

「おう」

あたしは、履いていた靴を素早く脱ぎ捨てて早歩きで奥の部屋へと向かう。

そこには人ん家にも関わらず、王様のようにソファーを占領してテレビを見ている勝己。

「てめェのツラなんざ見たかねェ。帰れクソが！」

「いや爆豪、一応ここ俺ん家、、」

『ごめん！！』

あたしは思いっきり頭を下げる。

どのくらい下げたかというと、
ランドセルが開いたまんまの小学生がお辞儀して、中に入ってる教科書がバタバタと地面に落ちるくらい頭を下げた。

『いっつも疲れてんのにちゃんと帰ってきてくれたり、朝メシ作ってくれてんのに、あたしは自己中な事してお前に心配かけたくせに生意気な態度とってごめん。』

こーゆーの、口で言うのは恥ずかしくて、L〇NEとか、文字で打って送れば楽なんだろう。

でも直接が1番だよな。

「ったく……帰んぞ。」

勝己はさっと立ち上がってあたしの頭にポン、と手を置く。

「なんだよ～結局お前ら仲良しだな！！」

「『うるせえ！！』」

「ほら！息ぴったり！」

ーーーーーーーーーーーーーーー

「てめェのあんときのブサイクな泣きそうなツラ、最高だったわ」

『は？死ね』

今日はあたしが朝メシ当番

『ほんっと手加減しろよな、腰いてぇ。サロンパ〇代よこせ』

「飲みすぎた罰だわクソが」

「おいA！！ウィンナー焦げてんぞ！火つけてる時はちゃんと見とけやァ！！」

『あ！今名前で呼んだ！？この小説で初めて今、あたしの名前呼んだよな！！作者が書くの忘れてただけかもしれねーけど！！』

「うるせェんだよほっとけや！！お前時間もねェだろ。ったく、俺が作るからそこどけクソが。」

そういって素早くエプロンをつけ、慣れた手つきで卵を割る。

『あ、お前。に戻った。もっかい名前で呼ん』

カシャ

やべ、シャッター音なった。

「おい、なに撮ってんだァ？？そんな暇あんならさっさと行けや！！！」

『エプロン姿見せられたら撮らずにいられるかってーのー』

「ﾁｯ、………早く行けよA」

『やっぱツンデレだな』

「しね」