爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ46)

今日:10 hit、昨日:39 hit、合計:95,642 hit

飲みに行く前嫁にはちゃんと連絡をページ46

～轟視点～

やれやれ、と思って俺は仕方なく酔いつぶれたAをおぶってAの家まで送る。

タクシーを使ってもいいが、運転手にバラされたりでもしたら大変だからな。

「爆豪か。今家にいるか？」

「あ゛？なんのようだァ？？」

「Aを運んできた。マンションの下にいるから来てくれるか」

プツっと、一方的に電話は切られる。

背中に乗せているAの呼吸の音、息がわずかに耳にかかって俺は思わず緊張する。

どんだけ無防備なんだこいつは。

おれはひとまず、Aをマンションの下にあるベンチに座らせる。

そっと頬に伸ばそうとする手を止める。
いや、爆豪がくるまで時間があるんだ。

少しくらい

いいよな。

頬に触れるまであとすこし。のところで

「おい。なにやってんだてめェは」

ふと掛けられた声にハッとする。

「いや、なんでもねぇ。じゃあな」

おれは逃げるようにその場から立ち去った。

ーーーーーーーーーーーーーーー

～A視点～

おぇぇぇぇ。意識が朦朧とする。
だれかに無理矢理コップ一杯の水を飲まされる

「てめェ」

『げ。』

そこには、大丈夫か？ってくらい目がつり上がっている奴の顔面が。

「げ。じゃねェ！！！もう半分野郎と飲みにいくな、わかったかァ！！！」

『はぁ～？轟は大丈夫だっての。てかなんであたしがあんたの言うこと聞かないといーけーなーいーのー』

「酔ってたんだぞてめェは！何されるかわからねェだろーがァ！！！！」

『うるせーんだよガミガミ。おかんじゃねーんだから。先寝るわ。』

あたしは酔っててあいまいだった。
これは言い訳にしかならないんだけどサ。

怒ったんだろうな。

次の日、勝己は家に帰ってこなかった