爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ38)

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ボンキュッボンを断る人は最強ページ38

『お前の熱愛報道聞いた時はさ、死ねって思ったわ。やっぱ男はこーゆー、かわいくてボンキュッボンと熱い一夜を過ごすんだなってサ』

「てめぇはおれをなんだと思ってんだァ！？」

『でもあれ、嘘だったんだろ？今までお前はどんな可愛くて美人でボンキュッボンの姉ちゃんに告られても、断ってたんだって？それはなんで？』

「てめぇ…わかってて聞いてんだろ……」

そういって首に手を回して真っ赤になった顔でそっぽを向く。

『あんときの約束さ、もう充分だよ。おまえはもー強いよ。』

認めたくねーけど。

『付き合いたいから言ってんじゃなくてホントに、強いと思ってる。おまえは約束を果たせたんだよ』

すぅーっと息を吸い込んで、

『あたしともーいっかいやり直してください。』

すると【勝己】があたしを抱きしめた。
久しぶりのあのニトロの匂い。

昔よりも数段、背が高くてあたしの顔は勝己の胸あたり。体つきもがっちりしてた。

もう1度【爆豪】じゃなくて【勝己】って呼べる日がきた。

『いや、返事は？』

「てめぇ、わざとわかってて聞いてんだろ。口角上がってんぞクソが」

『よっしゃああああ！！！』

あたしはテンションがバカ高くなって、そこら辺にあったクッションを投げる。

「人ん家を荒らしてんじゃねェェ！！！」

『……っ！！』

そのとき、腹に激痛が走り、口から何かをはき出す。手を見ると吐血していた。

「おい。しっかりしろ！！おい！！」

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「………。あれほど暴れるなって言ったよね？言ったよねぇ？？？え？？」

『ハイ。ゴメンナサイ。センセー。』

「てめぇ！！まだ治ってねーなら寝とけやァ！！バカが！！」

『ゴメンナサイ』

こうして、完治するまでの間、勝己とお茶子と轟(轟は勝己が拒否って少しだけだけど)が、
交代であたしが暴れてないか毎日見張りに来た。

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そして退院後あたしは勝己の無駄にでかい部屋に引越した。
部屋はたくさんあった。てかまだ余るほど。

お茶子とかデクとか同級生からはおめでとうメールがたくさんきた。

もちろん轟からも。

週刊誌の見出しには【爆心地とハリケーン同棲か！】なんてさっそくバレていたのは無理もない。

そして同棲生活も半年を過ぎた頃。