爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ19)

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女子の悪口は世界一こわいページ19

あのあと、お茶子は「爆豪くんのことだから絶対違うよ！」ってテンパって言ってた。

まぁ、あたしも浮気はないだろうなって思うし、ふつーに三学期明け、そんなことなんて忘れてた。

「お前らも知っていると思うが転校生を紹介する。入れ」

オレンジのストレート髪の毛で長さは鎖骨の下くらい。身長は低めでかわいい系。
胸のサイズは……
おっとこれは言わないでおくか(あたしよりは小さい。よし)

「はじめまして！新木美優(あらきみゆ)です。去年の1年だけお父さんの出張でオーストラリアにいました。よろしくね！」

そーいってニコッと微笑む。

「うおおおお！！！」

峰田落ちるのはえーな。

ん？よく見たら

『あ。このまえ大晦日に勝己と駅前にいた子。』

あたしの一言にクラスがシーンとする。

あ。やべ。お茶子もやらかしたなって顔してる。

「爆豪……お前もしかして浮」

「ちげーよ！！雄英の場所教えろって言われたから送っただけだってんだよ！！」

あ、そゆこと

「あ、じつはそうなんだ。爆豪くん、あの時はありがとうね！！」

「羨ましいぜ爆豪ううオイラもいれば良かった」

「ふふふ。そんなことないよ～！！」

さっそく美優は男子たちに囲まれる。そりゃそーか。

普通ならこの時点で女子たちにぶりっ子～とか悪口言われてるけど、
このクラスには天使なことにそんなことを言う子はいない。

勝己が席を立って教室のドアを開ける

「あ、爆豪くん、購買に行くの？私も行く！」

「おいおいいーのかA」

『え？べつに、購買行くだけじゃん』

「ほんと、嫉妬ってもんを知らねーんだな…ある意味サバサバしてて男より男らしいぜ」

『おいてめぇらどーゆーことや。』

あたしはお茶子と食堂の席につく。

「あ、蕎麦にしたん？」

『そー、あん時であたしの中で蕎麦ブームなってさー』

「そうか、ならよかった。隣いいか」

右を見ると相変わらず毎日そばを頼み続ける轟。

『あー、別にいーけど。あ！てかこのまえの蕎麦屋めちゃうまかった！あんがと』

「あぁ」

ちょっと嬉しそう。蕎麦に対しては感情豊なのか。

「へぇ～ここが食堂かぁ！」

「美優ちゃん、案内ならオイラがするぜ！？」

「あ、峰田くんごめんね、なんか爆豪くんに案内してもらうのが慣れちゃって、笑」

「あ、あぁああ」

膝から崩れ落ちる峰田。なんの茶番だ。

でもなんかな。ザワつくんだよな