昼のカオと夜のカオ 【江口拓也】

昼のカオ ページ10

パチっと、目が覚めるとベッドの上だった。

昨日は江口とお酒飲んで………。

………あれ、それからどうなったんだっけ。

布団から出ようとしたとき、









*









「(え、何で裸なの………！！)」









*









自分が何も身につけていないことに気づいた。

昨日のことを思い出そうとするが、ワイン飲んでから記憶がない。

でも、この状況から完全にヤっているだろう。









*









江口「お、目覚めるの早かったな。」









*









寝室のドアが空き、「おはよう」と挨拶される。

パッと、布団で体を隠す。









*









「え、昨日………………何かした？」

江口「まさか、覚えてないの？」









*









あんな熱い夜だったのに、と耳元で囁かれて顔が真っ赤になる。

………これは完全に黒だ。

恥ずかしがる私をよそに、江口は満足そうに笑う。









*









江口「昨日は可愛かったなぁ。酒に酔って………っていうのも素直でいいかも、」









*









そんな言葉にぼふっと顔が赤に染まる。

いや、でも全然昨日のことは覚えていない。














*









江口「じゃあ、仕事いくから。」









*









いってきますのキス、と素早く唇を奪われる。

………心臓に悪いって。

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