昼のカオと夜のカオ 【江口拓也】

昼のカオ ページ16

「ねねね、ひま。」

江口「んー。」









*









オフの日、外出せずに家でゴロゴロ。

………だが、暇すぎる。





さっきから構ってオーラを出しているのに関わらず、江口はスマホでゲーム。

むーっとむくれても完全に無視………と、言うか気づいてない。


そんなときにある考えが浮かんだ。









*









「(………いたずらしちゃお)」









*









いつもいつも手のひらでころがされている私が、今度は江口を手のひらで転がしてやろうじゃないか。

たまには形勢逆転してやろうじゃないの！






そうやって思い、さっそくソファーに座っている江口にベタリっとくっつく。

………が、反応なし。




ならば_________









*









「拓也ぁ」

江口「ちょ、A！」









*









耳元で吐息混じりに囁く。

それこそ、声優の本領を発揮させるように萌えキャラをやるような甘い声で。

それにはさすがに戸惑った顔の江口。









*









「ね、私よりゲームの方が大事？」

江口「A、！耳元でやめてよ、」









*









効果は抜群なのか顔を真っ赤にさせて、スマホから手を離している。

いつもは余裕ある感じの様子なのに、取り乱している江口が面白くてヒートアップしていく。

江口にやられるみたいに、耳にキスしてみたり甘噛みしてみたり。




行動が加速すると漏れる吐息や声が聞こえて、断然燃える。




………あれ、私ってSの素質があるかもしれない。









*









*


リクエストありがとうございます！
ちょっとアレンジしてみました！

まだまだ募集してますので、よろしくお願いしますー！

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