無惨の娘ですみません。【鬼滅の刃】

心が、 ページ11

「最近様子がどうもおかしいとみんなから聞いているよ。何があったのか教えてくれないかな？」




お館様がそう言うと視線が一気に私に集まる。



『ど、、、どうしても、いえないです、。』


俯きながらそういうと心配するようにみんなが声をかけてくれる



「みさ。僕達のこと信頼してくれてるよね。大丈夫だから言ってよ。」
と無一郎。


「派手に心配させるじゃねーかっ！」
と天元さん。


「子分がそんなんじゃ、心配するぜ！！ほらいってみろ！」
と伊之助。


「あぁ、、悲しき心を持つ子供、、南無阿弥陀仏」
と悲鳴嶼さん。


「みさ、私みさのおかげでもっと自分のこと言えるようになったんだよ。だからお願い」
とカナヲ。




涙が溢れて止まらない。


1粒、また1粒と何だが庭の石に落ちていく。



『ﾋｯｸ....わ、たし.....柱を、、、や、やめます。


私じゃ、だめ、なんです。私は鬼のようなものだから。』



言葉を出すごとにひゅっと喉がなる。
苦しかった。

心が痛い。



みんなあんなに優しくしてくれているのに。信頼してくれてるのに...。



「それは困ってしまうね...。みさは新しい呼吸を自分で生み出したりとなにか鍵となる存在だと思うんだ。でもせめて理由を、これからの意向を教えて欲しい。」




もう言うしかないんでしょうか。




「みさ...？」



お館様に名前を呼ばれてはもう、、、









.









.









『私の本当の名前は


「華蛾咲美惨」


私は鬼舞辻無惨の...









.









.









.









娘です。





今まで黙っていてごめんなさい。


以前の任務、あの山でも偵察での鬼は私の妹です。





腹を切ってお詫びします。』





涙を流しながら日輪刀を抜く。









『無惨の娘ですみません...。』








そう言って自害しようとした瞬間





「何言ってんだよ！！無惨の娘だからってなんだ！！

どっからどう見ても人間じゃん！！！音も全部人間じゃん！酷く辛い過去があったんでしょ？！

無惨は1番葬らないといけない存在だ！
だから鬼を切っているお前とは天と地の差がある！
お前は生きてないといけないの！
俺らに話さないといけないの！！
何泣いてんだよ！笑えよ！

やめるんじゃねー。
ぜってーやめさせねー。

もう.....やめてよ...自分を苦しめるの、、、。」





『ぜ、ん.......いつ、、』




＿＿＿＿＿＿＿＿＿
苦しいです。

ありがとう、→←潮時、

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す