No.62 大丈夫 ページ15
「補欠含め、一組の代表リレー選手はこの8人です!」
皆が私たちに向かって拍手をする。
何か・・・私、場違いな気がするんですけど・・・・・・
嘘でしょ!?
補欠だなんて・・・やったことないもん。
今まで選ばれてこなかったのに何故!?
私より速い子もっといるよね!?
私はパニック状態。
「それでは日直さん、号令。」
「起立ー、礼。」
『ありがとうございました。』
そして休み時間。
私はすぐさま先生の元へ。
「先生、私が補欠って何かの間違いじゃないですか?」
そう言うと、先生はクスッと笑う。
「間違いでも冗談でもないわよ。こんなところで嘘つくと思うの?貴方、補欠よ。タイム結構良かったんだから。」
ほ、本当なんだ・・・・
「でも、そんなに緊張しなくても大丈夫よ。本番、誰かが休まなかったら貴方は出場しないんだから。」
そうですけど・・・・・
「でも、皆、選ばれたからには本気で勝とうとしてるのよ。その期待に応えてあげなくちゃね。」
相川先生はニッコリ笑ってくれた。
「大丈夫よ。立花さん、自分が思ってるより足速いんだから。そうやって自分のこと低くしすぎないの。」
相川先生はそう言って、荷物を持ち、職員室に行った。
私・・・・本当に大丈夫なのかな。
ちゃんとやれるんだろうか。
「なーんだ、そんなこと?休み時間になったら先生の所にすぐさま向かったから何のことかと思ったら。」
後ろを振り向くと、茜がいた。
「大丈夫だって。私、毎年選ばれてるけどそんなに緊張せずに終えてるし。」
いや、それは毎年選ばれてるからじゃ・・・・・
「頑張ろうよ。」
うん・・・・・
何か・・・運動会、不安しかないっ!!!
47人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛莉 - 続きがすごく気になります!! (2月2日 15時) (レス) @page32 id: abf6832c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 続きみたいです! (2020年5月14日 14時) (レス) id: 9ecc4550ca (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - はい、頑張ってください!応援してます! (2019年3月29日 18時) (レス) id: 8df2bc3d9f (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます!大好きだなんて言ってくれて嬉しいです。更新頑張ります! (2019年3月29日 18時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - このお話大好きです!、これからも頑張ってください! (2019年3月29日 17時) (レス) id: 8df2bc3d9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葉月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mirukuzery/
作成日時:2019年3月10日 19時