Ｎｏ.５９ 結果 ページ12
「お姉ちゃん、お帰り。どうだった？楽しかった？」
「うん、あ、これお土産ね。」
私が買ったお土産はクッキー。
たくさん入ってるからいいかなって思って買ってきた。
「わぁ！おいしそう！食べていい？」
「ちょっと待って、奈子がたくさん食べちゃうと皆の分がなくなるでしょ。」
「あら、おいしそうじゃない。さっそく食べましょう。ほら、彩も。紅茶入れる？それともコーヒー？」
ちょっと、ママまで・・・・
「いいのよ、裕樹なんてお菓子に興味ないんだから。パパのは取っておきましょ。」
お兄ちゃん・・・・
欲しかったらどうすんのよ・・・・
一応、お兄ちゃんの分も取っておいた。
念のため、ね。
そしてママは紅茶を入れて、クッキーを食べた。
あ、おいし。
「おいしいじゃない。彩、いいの買ってきたわね。ありがとう。そういえば修学旅行はどうだった？楽しかった？」
え、まぁ。
けど、色々ありすぎて・・・・・
楽しかったけど、大変だったな。
「まぁ、楽しかったよ。」
「そう、良かったじゃない。」
ママはそう返した。
奈子はさっきからクッキーを食べるのに夢中で、一言も喋らなかった。
プルルルル プルルルル・・・・・・
その時電話が鳴った。
「何かしら、彩の友達？」
ママが不思議そうに受話器を取り、電話に出る。
「はい、もしもし。立花ですが・・・・。えぇ、あぁ、わかりました。ちょっと待っててください。」
誰だろ。
「彩、佐田さんですって。」
えっ、マリン！？
「も、もしもし。」
『や、さっきは何も言えなくてゴメンな。』
マリンの声はいつも通り普通だった。
えっと・・・・・・・・
これは結果が良かったってこと？それとも悪かったってこと？
「いや、こちらこそ。あんな感じで無理矢理告白させちゃったよね・・・・」
『別にいいんだよ。言ってなかったら後悔するし。』
えっと・・・・そう・・なんだ。
「それで・・・結果は・・・・・」
マリンと私の中に沈黙が続く。
そして、やっとマリンがこう言った。
『・・・・・・・・・フラれたよ。』
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愛莉 - 続きがすごく気になります！！ (2月2日 15時) (
レス) @page32 id: abf6832c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 続きみたいです！ (2020年5月14日 14時) (レス) id: 9ecc4550ca (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - はい、頑張ってください！応援してます！ (2019年3月29日 18時) (レス) id: 8df2bc3d9f (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます！大好きだなんて言ってくれて嬉しいです。更新頑張ります！ (2019年3月29日 18時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - このお話大好きです！、これからも頑張ってください！ (2019年3月29日 17時) (レス) id: 8df2bc3d9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mirukuzery/
作成日時：2019年3月10日 19時
