小学生の思い出は知っている【探偵チームＫＺ事件ノート】

Ｎｏ.５８　修学旅行終了 ページ11

「あぁ、もうどこに行ったんだよ」

「黒木もいなくなったし・・・・マジで迷子だな。」

「やべーよ、皆に迷惑かけてんじゃん。」


さすがに黒木君たちが来なくて、皆が焦りだした。

先生たちも探しに行こうと動き始めたとき、黒木君たちの姿が私の視界に入る。


「黒木！美門！佐田！」


若武が大きな声で皆の名前を呼ぶ。

もちろん、そこにいた全員が振り向く。


「あっ、黒木君、美門君、佐田さん！どこ行ってたのよ！集合時間とっくに過ぎてるのよ！？」

「すみません、少し道に迷って。」

「全く、もう・・・・」


３人は先生に注意された。

でも、黒木君のおかげでそんなに怒られはしなかったみたい。


「何か黒木君とかが迷子とか・・・珍しくない？」

「ちょっと抜けてるとこあるんじゃない？」

「えっ、超以外！」


皆はそんなことを話していた。

でも、本当はマリンが翼に告白してたんだよね。

結果はどうだったんだろう・・・・・


そんなことを聞いている暇はなく、急いでバスに向かう。

この３人がいなかったので、かなり時間を食ってしまったらしい。

先生たちも予定が乱れて大変だよね。

何か・・・告白してきなって言っちゃダメな時だったかも・・・・・・・・


その後もマリンと話す機会はなく、修学旅行も終了。

各自、親と家に帰ったので、マリンとは会えなかった。

マリン・・・・

大丈夫かな・・・・・


結果はどうだったんだろう。

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