【クロハ】狂い始めたキミに。

story. 35 ページ36

それからまた数日が経った。




でも体調的には全然平気。



まだ、時間はある。









A「クロハ〜お腹空いた〜」



A「今日は何して過ごそっか？」



A「そーだ、一緒に寝よ！」













出来るだけ…









出来るだけクロハと一緒にいたい。







思い残すことがないようにしていたい。











クロハ「あぁ、分かった」






クロハは、望んだ通りにしてくれる。




私と一緒に過ごしてくれる。






















…私が病人、だから？


















クロハ「A」




A「なに…？」








クロハ「……愛してる」









…まぁ、それでもいいんだ。


病人としての今だとしても……







クロハがいてくれるならそれでいいもん。









＊








A「…ねぇ、クロハ？外の世界は今何月かなぁ？」



クロハ「んー………12月くらい？」




12月……








そっか……。



じゃあ次の誕生日まで生きられるか微妙だなぁ。












……まぁ無理か。




































A「………っ」










うぁ…




み、右手が思ったように動かない…。









クロハ「……？どうした？」





A「ぁ、いや……何でも…っ」








あ、あれ。




今度は動く？






一時的なものだったのかな…。

















でも、そろそろ限界なのかもしれないや……






＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



誕生日……

勝手に12月じゃないことにしちゃいました(´Д` )


12月の人ごめんなさい。



それと、もう終盤です。
明日には完結しそうなので頑張ります(￣^￣)ゞ

story. 36→←story. 34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す