【クロハ】狂い始めたキミに。

story. 24 ページ25

がちゃ。




あ、クロハ帰ってきた。


A「もう、どこ行って…………」








……ぇ





……な、何？







クロハの真っ黒な服が、真っ赤になるくらい染まってる…。


しかも、独特の臭いまで……………









A「ね、ねぇ……………」




わ、私………知ってる…。



『それ』はクロハのじゃなくて、






みんな、の………………









A「ま、マリーちゃんは無事………？」




万が一のことがあっても、


マリーちゃんさえ生き残ってれば“ 終わり ”はしないんだよね……？






マリーちゃん、だけ………………












クロハ「……………女王は、もう必要ない」


………え？


ま、待って？







A「何、で…………っどうして…！？」



まさかマリーちゃんまでやったの？


こ、こんなの………






もう、約束が違うじゃんか……！






A「私がここに来ればもう皆は殺さないって…！そういう約束だったはずでしょ！！？」




クロハ「……………約束？」




そうだよ………っ、

だからこの5年間、皆のとこに行かないでいてくれたんじゃないの…？



なのに、何で今更…………！











クロハ「結局お前は……そういうことでしか俺を見てなかったってことか…」




A「な、何言って………っん！」





私の言葉を妨げるように、口が塞がれる。




息する暇なんてろくにない。


それくらい荒々しいキス……。







A「や……！クロ、んん………っ！」



く、苦しい……！


嫌……こんなのやだ…！






クロハ……ねぇ、どうして………っ











クロハ「俺は……っ、こんなにもお前のこと愛してるのに……！」



……………！！








A「クロハ…！勘違いしないで……っ」





…私だって、クロハのことが好き。


クロハと同じくらい愛してる。




でも……















でも今は、クロハが憎い………………。







＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



もう大晦日ですね。

一年あっという間でした(´･Д･)」



僕はこの世界に来たのが今年に入ってからなので、もうすぐ1年になります。



ここまで来れたのも、読んでくださる皆様のおかげです。

本当に、ありがとうございました(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))





そして、来年もよろしくお願いします(=ﾟωﾟ)ﾉ

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