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ウサギさんを追いかけて ページ7

YG「もう、ここ出よう。」

『そうだね。私も絶叫系苦手だし…怖い。』


キラキラした表情を見せるジョングク君に気づかれないように、こそこそと出口へと向かう。


JK「あ!」

「「びくぅ!」」

JK「ヌナ、あれなに?」


そう言って、彼が指差した方に目を向けると…

そこには今にも崩れ落ちそうなほどに廃れたお化け屋敷が、ひっそりと佇んでいた。


う、嫌な予感。






『…あれは、お化け屋敷だよ。』

JK「おばけやきし?」

『そうそう!』



答えながらさっさか足を動かす。
入りたいなんて言われたらたまったもんじゃないからね。







と、








『おわ!』

YG「うわ!!」








ドッシーーーーン



















『いったたた。』

YG「…重い」

『わーー!ユンギ君ごめん!!』

急いだせいで足がもつれ、思わずユンギ君の肩を掴み、彼を道連れにして一緒に転んでしまった。




YG「大丈夫だから、どける?」

『うん!!』

彼に、思い切り覆いかぶさってしまっていた体を慌ててどける。

しまったー!
ユンギ君肋骨とか折れてないよね?











と、そこであることに気がつく。




『…あれ、ジョングク君は?』

YG「?」
















…おいおい、嘘だろ?


ちょっと目を離した隙に、消えてしまった可愛いウサギに、全身の血の気がサーっと引いていくのを感じる。






『やだ!どこいったの、ジョングク…く…ん!?』

YG「あ」




まさかね…と思いつつ、心当たりを振り返ると、

どうか違ってくれと祈ったのも虚しく、予想は大的中で。

お化け屋敷の中へと吸い込まれていくうさ耳の子を、一瞬だけこの目で捉えてしまった。

いっそこの目を潰したかった。









『ギャーーーーーーー!!!待って!ジョングク君!!ちょ、すいません、通ります!』

「ちょ、お客様!?」

YG「は!?ヌナ!ちょっと待って!」

「えー。」


係員の人の制止も無視して、お化け屋敷の中へと駆け込む。

お金は後で払うから許して!!



















かくして、ユンギ君とわたしはウサギを追って、今にも崩れ落ちそうな、暗黒世界へと飛び込んでいったのである。(ワンダーランドに非ず)

苦手なんだってば!!→←絶叫系美少年



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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ソクジン   
作品ジャンル:ラブコメ
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時

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