敵もさる者ひっかく者 ページ45
知らなかった…!
でも、それならこの規模も頷ける。
YG「…だから、ホソガがこれに出るって聞いた時、ほんとにすげーって思った。」
『ユンギ君…。』
そう言ってちょっと笑ったユンギ君は、なんだかお兄ちゃんの表情で。
愛しくなって軽くこずくと、じろりと睨まれた。こわー。
司会らしき人が出てきて、一言二言話すと、すぐにダンスの審査が始まった。
当たり前だけど、参加者は全員子どもで。
うん、子どもなんだけどさ。
JN「…レベル、たっかいなぁ〜。」
『…ほんとに。』
いや、まじで。
出てくる子、出てくる子、皆がものすごいパフォーマンスを披露している。
まさに、大人顔負け。
ここにいる子達はきっと、この道のプロを目指すような子達なんだと理解する。
JK「ぐうも…ぐうもみたいぃ!」
JN「はいはい。」
先輩に抱き上げられると、ステージ上で踊る彼らをそれはきらきらした目で見つめるジョングク君。
JK「しゅごいしゅごい!ホショギヒョンもなの!?」
JN「うん。もうすぐ出てくるよ。」
JK「ぐうもでる!」
JN「ジョングガは、もうちょっと大きくなったら出れるよ。」
JK「…はやくおっきくなりたい。」
JN「うーん、それはヒョン、ちょっと寂しいかも。」
2人の会話が微笑ましすぎて、表情筋が緩まりっぱなしだ。
もうすぐホソク君の番だというのにこのままではいかんと気を引き締めていると、足元で何やら硬い表情を作っている幼児が目に入る。
『…テヒョン君?』
TH「なに?」
『トイレ我慢したら体に悪いよ?』
TH「!!」
図星だったからか、大きな目をさらにおっ広げて私を見る。
『今のうちに行っとこ?』
TH「テテ、がまんできるもん。」
ぷるぷると首を振ってそう言いいながらも、ぎゅっと唇を引き結んで何かに耐えるような姿に、彼の限界はもうすぐそこまできていることを悟る。
『先輩、ちょっとテヒョン君連れて行きます。』
JN「え?あ、うん、お願いね!」
『わかりました。』
TH「えー?もう、テテへーきだったのに〜。」
そんなこと言いながら、ちょっとホッとしてるのバレバレなんだからね。可愛い奴め。
数年経てば、人間変わる→←先輩、落ち着いてください(お前もな)
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時