マシンヌンキム家 ２

挑戦する男って、大人子ども問わずかっこいいよね。 ページ43

HS「はい、ここ座って！」

『えへへ、座っちゃう。』

促されるままに彼のベッドに座ると、続いて、ホソク君も私の隣に腰掛ける。


目が合うと、へへっと少しだけ照れ臭そうに笑う彼が、ものすごく可愛い。



『ホソク君、私に話って？』

HS「あのさ、そーだんがあって。」


そう言うと、ポケットからチラシを取り出し、それを広げて私に見せてくれる。



HS「これ…。僕、でてみたいんだけど。ヌナどうおもう？」

『なになに？

…これって！！』




チラシには、デカデカとした字で、【ダンスコンテスト開催】と書かれていて、小学生を対象に参加者を募っている旨が書いてある。


なにこれ、こんなの…






『え！めちゃくちゃ良いと思う！大賛成だよ！！』

HS「ほんと！？」

『もちろん！！』



授業参観の時に、一度見たきりだし、素人の私が言ったって説得力ないとは思うけど、


『ホソク君のダンス、すっごく素敵だったもん！私、応援するよ！』

HS「あはは！やった！」

『ソクジン先輩にはもう言ったの？』

HS「まだ！これから！」

『そっか！早く言っておいでよ！大丈夫、きっと応援してくれるよ！』



そう言うと、急にじっと真剣な顔で見つめられ、少し戸惑う。

え？なんか変なこと言ったかな？









HS「ヌナに、だいじょうぶって言われると、ほんとになんでもだいじょうぶになるきがする。」

『へ？』

HS「ははっ！行ってくる！」






最後ににこっと笑い、颯爽と部屋を出ていったホソク君を、ポカンとした顔で見送る。



なーに？あれ。

この先、爆モテ街道ブチ進む男の後ろ姿じゃん。拝んどこ。



















「ヌナ？」



爆モテ予備軍が去っていって少しとたたないうちに、扉からひょこっと顔を出したのは…











『ジミンくん！』

JM「えへへ、どーして、ぼくのおへやいるの？」


ああ、そっか。

ここはホソク君とジミン君の相部屋なんだっけか。





『ホソク君と、お話してたんだよ。』

JM「ふ〜ん。」


私の前までペタペタ歩いてくると、立ち止まりモジモジとする。




ん〜？

どうしたどうした。














『…おひざくる？』

JM「！うん！」



はぁ、可愛い。




『ジミン君は、大きくなったら何になりたい？』

JM「えー？ふふ、わかんない。」

『えー？(萌)』






















JM「でもねぇ、やっぱりヌナにおよめさんになってほしいな。」







無事死亡。

先輩、落ち着いてください（お前もな）→←私のパソコン…ま、いっか。

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