思い立ったが吉日 ページ40
いまいちピンときていない様子のユンギ君だったけれど、お構いなしにピアノと向き合わせる。
『さ、どうぞ!』
YG「どうぞって…。
はぁ…じゃ、ひくよ?」
『はい!』
JK「あい!」
『…どう?』
YG「…こんなにちゃんと撮れるんだ。」
『ね!多少雑音は入ってるけど、このくらいなら全然気にならないね!』
YG「ヌナ、これをどうやって載せる気?」
『待って。この手の分野に詳しい友達が1人いるからさ。』
言いながら、携帯の通話ボタンを押し、相手が出るのを待つ。
YR《はい?》
『あー!ユリ!ちょっと助けてほしいのだけど!』
YR《なに!?ソクジン先輩となんかあった!?》
『あー、いや、それは…なにもないです。はい。』
なーんだと一気に気の抜けた返事をする親友に、ことのいきさつを話す。
そして、彼女の言う通り操作を進めると、あっという間に動画サイトのアカウントが出来上がった。
『さっすが、カリスマヲタク!!』
YR《そのアカウント使う子にも、私のやつフォローするように言っといてね〜。》
『う、うん…。』
アイドルの動画を中心に上げているユリのサイトは、きっとユンギ君の興味の対象ではないだろうけど、とりあえず曖昧に頷く。
さっき撮った動画を初日から大活躍のパソコンに送って…。
よし、準備万端!
『うーん…あとは、写真とか名前とかを設定したら完成なのかな…。ユンギ君、名前ってどうする?』
YG「俺まだ、やるなんて言ってないけど…?」
JK「だっ!」
『ええ!?やだ!ごめん、また私一人で突っ走っちゃった!!』
YG「まぁ、いいけど。」
そう言って、仕方ないなというように笑う彼は、言葉の割に優しい表情で、最初に比べたらだいぶ距離が縮まったのかな?なんて浮かれた気持ちになった。
YG「て、ゆうかさ。」
『ん?』
YG「これ、アップされてね?」
『へ?
うわ!!』
言われてすぐに画面を見ると、みるみるうちに、表示されたパーセンテージが増えていき、あっという間に100パーセントになった。
JK「きゃはは!!」
『ちょ!ジョングク君!!!!』
犯人はもちろん、一人しかいない。
「だっ!」の時だねそうだね。
気づかなかったぁあ!!
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時