仲良きことは美しきことかな ページ19
JN「テヒョンア!!こんなところにいたの!」
息を切らしながら走ってやってきた先輩は、私達2人を見つけると、安心したように深く息を吐いた。
TH「…。」
JN「テヒョンア、こっち向いて?」
さっきまで、ジンヒョンジンヒョン言って泣いてたくせに、先輩が来た途端背中を向けて体操座りをするテヒョン君。
JN「さっきはひどいこと言ってごめんね。お前が本当のこと言ってくれなかったから寂しかったんだよ。」
TH「…。」
JN「…まだ怒ってるの?」
TH「…テテのこと、きらいになってない?」
JN「嫌いなわけないだろ。」
そう言い終わらないうちに、バッと振り向いて、先輩の胸へと飛び込んでいく。
TH「かえったら、ジョングクにあやまる。」
JN「ん。えらい。」
TH「あとね、ジンヒョン、これ。」
JN「え?くれるの?」
TH「うん。ヒョンのためにかいたから。」
そう言ってテヒョン君が渡したのは、先程の似顔絵付きのおてがみ。
JN「おお、わぁ!これテヒョンが描いたの!?もしかしてヒョン!?」
TH「そう!」
JN「おー、えーっと、【ヒョン、いつもあしごとあつかれさも】…」
TH「おしごとおつかれさま!」
JN「ひらがなも上手に書いて…。ヒョンちょっと泣きそうだよ。」
TH「イシシ!」
ちょっとオーバー気味なような気もする先輩の反応な、嬉しそうに笑うテヒョン君。
TH「ヒョン、まいにちおしごとたいへんだから、これかいたの。」
その言葉に、案外子どもって大人のことをよく見ているなと改めて思った。
ここ最近、毎日遅くに帰ってきて、疲れた顔をしている先輩を見て、彼なりに思うところがあったんだろう。
JN「ちょっと、なんでAちゃんが泣いてるの!」
『だってぇえ〜!!』
可笑しそうに笑う先輩。
だけどなんだか胸がいっぱいで止まらないんです。
TH「ほらぁ。ヌナ、もうかえるよ。」
『うん。』
自分だって涙でグズグズなテヒョン君に腕を引かれ、3人で公園を出る。
TH「ジンヒョン、テテのこときらいじゃないならすきってゆって。」
JN「ええ!?」
TH「テテがだいすきって!ほら!」
JN「やだよ。なんか…恥ずかしい。」
TH「もー!ジナ!」
帰り道はもはや、私は何を見せられてるんだろうと言った感じだった。(お邪魔虫)
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時