親子(?)喧嘩勃発 ページ17
『あー。よしよし。大丈夫大丈夫。痛いの痛いのとんでけ!ね?』
家中に響き渡る声で泣く、ジョングクの頭をさすりながら、テヒョン君の方を見ると、やり過ぎたことはわかっているようでバツが悪そうに俯いている。
JN「!?なに!?!?」
爆睡していた先輩も、流石にこの中では眠れなかったようで、慌てた様子のままソファーから転げ落ちる。
JN「グガ?どうしたの?何があったの?」
私からジョングク君を受け取り、頭を撫でながら尋ねる先輩。
JK「ひっ…テヒョニヒョンが…たたいた…。」
JN「ええ!?テヒョンが!?
…テヒョンア、ほんとなの?」
TH「…うん。」
JN「…どうして?お前は優しいから理由もなくそんなことしないでしょ?」
TH「…。」
優しく問いかける先輩に、答えることなく俯いたままのテヒョン君。
JN「テヒョン?」
TH「…むかついたんだもん。」
JN「だから、どうして?」
TH「どうしても!!」
JN「それだけで弟に手をあげたの?」
『せ、先輩!多分テヒョン君、何かを…』
TH「ヌナ!!」
流石に黙ってられずに口を挟んだけれど、テヒョン君に制されておし黙る。
ああ、なんて弱いんだろう、私。
JN「テヒョンがそんな子だと思わなかった。ヒョンがっかりだよ。」
TH「っ!だって!!」
JN「だって??」
TH「〜〜」
まっすぐ目を見て聞く、ソクジン先輩を、口を思い切りへの字に曲げてきっと睨みつける。
ここで、2ページ前に戻るわけである。
____
JN「なんで、理由を言わないんだよ…」
テヒョン君が出ていったリビングの扉を見つめて、少しだけ悲しそうにそう言う先輩。
なんて声をかけようか悩んでいると、さっきまでテヒョン君が立っていた場所に落ちているくしゃくしゃに丸まった紙を見つける。
テヒョン君が落としてった…んだよね?
破れないようにそっと開いてみる。
『…。先輩、わたしちょっとテヒョン君のところに行きます。』
JN「え?」
『大丈夫です!任せてください!』
そう言って、威勢良くリビングを出て、驚愕する。
玄関の扉がパーパーに開いていたからだ。
藁にもすがる思いで、テヒョン君の部屋を覗いてみたけれど案の定姿は無く。
『もう!嘘でしょ!!』
空が暗くなり始めた外へと急いで飛び出した。
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時