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幸せになってもらいたいひと【YG】 ページ31

ヌナの笑顔を見ると、心の底から安心する理由も、

ヌナとジンヒョンが一緒にいるところを見ると、嬉しいのに少しだけ心が痛む理由も、

時折、ヒョンに罪悪感を感じる理由も、

 




 


本当はもう、ずっと前から気付いてた。


なのに気づかないフリをしてたんだ。




 

 


 


 









まぁ、だけど。


考えてもみれば、
認めたからって何か変わるわけじゃない。
 
変わりたいとも思わないし、落ち込んだりもしない。
 


 




 







だって…
 


 




 

JN「あれ、ユンギヤ?どしたの?」

「ヒョン?

なんで…?ヌナは?」

JN「ジョングク達が部屋に来て追い出されちゃったよー。」
 

 


とほほー。と笑うヒョンを見て、いつも通りの2人に笑ってしまう。
 
 



JN「ユンギヤー、暇ならヒョンに付き合って。地下のゲームセンターで憂さ晴らししよ。」

「えー。」

 





 
好きになった人は多分、
俺にとって、この世で1番恋をしちゃいけない相手。
 

 




だけど、苦しくはない。
 


 




だって俺は、

 


JN「ユンギはゲームが下手だから、手加減してあげるよ。」

「はいはい。」

 


手のかかる俺達なんかをまとめて受け入れてくれたこの変わり者のヒョンに、
 

口では文句ばっかり言いながらも、

誰よりも幸せになって欲しいと思っているから。




 




 


 




 



 




 



だから、自分の気持ちを認めたところで、穏やかでいられる。

そう、思っていたのに。
 


 





 



___

______

 




 



『全員、しゅうごーーーう!!!』

 




皆で海に出かけた数日後、

ジンヒョン不在の我が家にヌナの大声が響き渡る。
 



 

なんだなんだとリビングの扉を開くと、部屋の中心には、俯いて、表情の見えないヌナが鎮座していた。

 

 

俺達全員が揃ったことに気づくと、彼女はゆっくりと手に持っていたものを俺達の前にかざして口を開く。
 



 


 





 

 




『緊急会議。

 
ソクジン先輩のワイシャツに、口紅がついていた件について…

 
っっっく!!』

 


言い終わるや否や、顔を覆ってうぉぉおおんと泣き始めるヌナ。
 



 



 



 




 


ああ。



頼むから、心穏やかにいさせてくれ。




 



 



 


 

 

一気にお通夜のようになったリビングで、拳で床を叩くヌナを見ながら、

俺は1人ため息をついたのだった。
 

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ソクジン   
作品ジャンル:ラブコメ
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タハ - 最初からずーっと読ませていただいてますが、やっぱりこのお話は面白いです!! これからの主人公とソクジンさんの展開、とても楽しみです☆ (2020年5月18日 9時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
bts-vminkook - 私、このお話大好きです!♪ 皆の個性がうまく書かれてて 本当に面白くて元気出ます! 主人公ちゃんがふざけるのが 好きです!♪*w これからも頑張って下さい! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4f9c9c509a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お塩50%さん» 何回も読んでくださったなんて、本当に嬉しいです!^_^続きについては、今ネタをまとめて少しずつ書き始めているので、近々公開できるかと思います!あと少しお待ちいただけると嬉しいです!(*^^*) (2019年12月16日 0時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
お塩50%(プロフ) - 何回か最初から読んでしまうほど面白い作品で、主人公とマンネラインの関係が結構好きで本当に読むたびに発狂させていただいてます。これからも更新してってください!ファイティン! (2019年12月14日 23時) (レス) id: e853a97352 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たまごさん» たまご様 とてもとても嬉しいお言葉をありがとうございます(>人<;)そろそろキム家が恋しく思うので、また続き書かせてくださいね(*^^*)私からもサランヘヨ!!もう一度読んでくださってありがとうございます!! (2019年12月10日 0時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2019年9月8日 20時

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