嫉妬 ページ4
JN「本音を言うと、
家でAちゃんとムンビン君が抱き合ってるのを見た時も、
ムンビン君が倒れたAちゃんを運んできてくれた時も、
ものすごく嫉妬した。」
『…ごめんなさい…っ』
JN「!違う違う。
Aちゃんは悪くないんだよ。
ただ、Aちゃんが誰かに触れられるなんて、ものすごく嫌なのに、君にいつも我慢ばかりさせてる僕がそんなことを言う権利があるのか分からなくて、でもやっぱり苦しくて、変な態度とっちゃった。
本当にごめんね?」
申し訳なさそうに私を見る彼に、うまい言葉が出てこずにただただ首を振ることしかできない自分が嫌になる。
JN「だけど、そんな曖昧な態度が結局Aちゃんを傷つけたんなら、僕ももう腹くくって正直に言うけど。」
『、わっ』
JN「僕、自分で思ってたよりずっと嫉妬深いみたい。
だから、
他の男のことなんて見ないで。
どこにも行かないで。
…僕のことだけ好きでいて。」
『…先輩、』
JN「もう、Aちゃんがいないと僕はダメになっちゃうみたい。」
抱き寄せられ沈んだ先輩の胸の中で、いつもより低くて心地よい彼の言葉を聞いて、あまりに自分に都合のいい言葉の数々に
もうなんか、夢の中にいるようで。
『これは、夢ですか?』
JN「ふふ、現実だよ。」
思わず言葉をこぼすと、先輩は私から体を離し、ぼーっとする私を見て笑う。
先輩が、私にヤキモチを妬くなんて、そんな世界ありえたの?
だって、私たちの好きの割合なんてきっと、
私:ソクジン先輩=8:2が、リアルな数値だと思ってたのに。
JN「僕多分、Aちゃんが思ってるより何倍も君のことが好きだよ。」
『っっっ!!
先輩〜!!!』
JN「あー、ごめん、今のはやばい。
流石に恥ずかしい。」
自分で言っといて、相当恥ずかしかったのか顔を手のひらで押さえる先輩を見て、全身から愛おしさがこみ上げる。
このまま襲ってしまいたい衝動に駆られたけれど。
その前に。
『先輩、私我慢なんてしてませんよ。』
JN「え?」
『そりゃ、家でいちゃいちゃできなかったりして地団駄を踏むことはありますけど。』
JN「それ、我慢じゃない?」
『まぁ、愛故にです。
だけど、子ども達のことで私に我慢をさせてると思うのなら、それは違います。
だって私、子ども達のこと大好きですもん。』
JN「…っ、子ども達のことで自分が優先されなくなったとしてもいいの?
そんなの、」
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タハ - 最初からずーっと読ませていただいてますが、やっぱりこのお話は面白いです!! これからの主人公とソクジンさんの展開、とても楽しみです☆ (2020年5月18日 9時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
bts-vminkook - 私、このお話大好きです!♪ 皆の個性がうまく書かれてて 本当に面白くて元気出ます! 主人公ちゃんがふざけるのが 好きです!♪*w これからも頑張って下さい! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4f9c9c509a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お塩50%さん» 何回も読んでくださったなんて、本当に嬉しいです!^_^続きについては、今ネタをまとめて少しずつ書き始めているので、近々公開できるかと思います!あと少しお待ちいただけると嬉しいです!(*^^*) (2019年12月16日 0時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
お塩50%(プロフ) - 何回か最初から読んでしまうほど面白い作品で、主人公とマンネラインの関係が結構好きで本当に読むたびに発狂させていただいてます。これからも更新してってください!ファイティン! (2019年12月14日 23時) (レス) id: e853a97352 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - たまごさん» たまご様 とてもとても嬉しいお言葉をありがとうございます(>人<;)そろそろキム家が恋しく思うので、また続き書かせてくださいね(*^^*)私からもサランヘヨ!!もう一度読んでくださってありがとうございます!! (2019年12月10日 0時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年9月8日 20時