続★マシンヌンキム家 ３

浜辺の王子様 ページ11

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青い空の下。

どこまでも続く水平線。


最高の天気に恵まれ、キム家一同、海水浴にやって参りました。






TH「うみ！！！」

JK「うみーーーーー！」

JN「あ、こら！行くなって！

もー、車で約束したでしょ？海は危ないこともあるからヒョンから離れないって！」

「「はーい。」」






脇目も振らず海に向かって走っていこうとする2人をとっさに捕まえ、再度お約束をくどくど言い伝えるソクジン先輩は相変わらずのスーパーおかん(大好き)


確かに海って危険がたくさんだからね。

気をつけないとね。

とは言え、






『ぐふふっ』






久々の皆でのお出かけ。

テンションが上がらないわけないのよ。


























「あぁっ！！ソクジン君！！帽子を被らないと！！熱中症にでもなったらどうするんだね！！」

JN「部長、すみません。」




部長(＋部長夫人)がついてきたのはめちゃくちゃな誤算だったけれど。

ヨンタン片手に先輩に大きな麦わら帽子を被せ、日焼け止めやらライフジャケットやらを手渡す部長を見て舌打ちする。






HS「ヌナ、なんで水着じゃないの？」

『中に着てるよ！然るべき時に脱ぎます。』

HS「？？」



残念ながら1キロも痩せなかった私は、このわがままボディを晒すことに抵抗があり、大きめのパーカーを着て皆々様のお目汚しを避けている。




YG「誰も見てねえって。」

『ねぇ、その言葉って安心よりも落胆するからフォローになってないんだからね？』

YG「誰も期待してねえって。」

『おいコラユンギ。』




失礼すぎる言葉に傷つきつつも、吹っ切れてパーカーを脱ごうとしたところで、あるものに目が釘付けになる。















JM「きゃーーー！！

ヌナ、おはなからちがでてる！」

『へ？』

JM「ヌナー！！ヌナがしんじゃうっ！！」



涙目になって私の足に抱きつくジミン君。

確かにどくどくと血が流れる感覚はあるけれど、いいんです。私幸せなので。








『(ソクジン先輩の腹筋is soooooooo good!!!!)』








いつのまにか着ていたＴシャツを脱いだ先輩の腹から目が離せない。


ああ。


先輩って、線が細いくせに体は結構鍛えられてるのよね。

あー、しんどい。




だけどそんな彼に夢中になってるのは私だけではなくて。

浜辺中の女豹どもがいやらしい目で先輩のことを狙っているのがわかる。





あ、テヒョン君が先輩の腹にしがみついた。

ナイスー。

おしゃれなんぞしても無駄→←機嫌なおしてよ

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