八話 ページ8
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NJ「さて、今日はここまでにしましょうか。…ほんとに国史の時間の集中力には恐れ入りますよ。」
『へへ！』
NJ「他の学問もこのくらいの姿勢で受けてくださったらありがたいんですが？」
『考えとく！』
ぺろっと舌を出す私に、呆れたように微笑んでくれる先生。
彼は、皇子であるお兄様達に比べて、出来の悪い私に熱心に教えてくれるただ1人の先生だ。
そんな先生のことが、大好きなんだけど、いざ授業となると気付いたら部屋を脱走してしまっている私はほんとうにどうしようもない。
『先生。』
NJ「なんですか？」
『ダメな教え子でごめんね。』
そう言うと、先生は少し驚いた顔をする。
NJ「姫様は人と少し考え方が違います。恵まれた立場にいながら、どんな人間のことも偏見なしに受け入れることが出来る素晴らしい方ですよ。」
『それは…褒めすぎだと思う。』
NJ「いいえ？…でもその考えを、心から共感出来ない人間もいます。それでも、城の人間は皆、A様のことを愛していますよ。」
『うっそだあ。』
ほんとですよ！と言う先生の顔が見れない。
だって、なんか照れるんだもん。
NJ「今の話で思い出しましたが、もうすぐ生誕祭ですね。」
『そうなの。でも私、生誕祭って…』
「A！！！！！」
突然の来客により、話が中断される。
王女であるわたしの部屋に断りもなく入室出来る人間なんて、限られている。
『ソクジン兄様…』
SJ「やぁー、勉強は順調か？」
誰もが振り返るほどの、美しい容姿にそぐわない騒々しい登場の仕方をしたこの男は、私の1番上のお兄様…つまり、この国の第一皇子だ。
『順調だよ。今日もたっぷり勉強したもん。』
NJ「馬小屋での課外学習のことですか？」
『先生！！』
SJ「まぁ、元気が一番だよ！」
YG「あんたはちょっと元気すぎますけどねぇ。」
SJ「げ。ユンギ。」
YG「姫様も、あんまりナムジュンを困らせないでくださいよ？」
『は〜い。』
兄様の後ろからヌッと現れたこの目つきの悪い男は、第一皇子の側近で、奔放なソクジンお兄様に言うことを聞かせることができる唯一の貴重な存在である。
NJ「ちょうど、姫様の誕生祭の話をしていたところなんですよ。」
SJ「Aも17か。大人になったなぁ。」
YG「俺にはまだまだ子供に見えますけどね。」
『あら、ユンギはもう老眼？』
YG「しばきますよ？」
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ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます！（ ; ; ）ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです（^人^）わー、テンションあがっちゃいました（笑） (2019年10月30日 8時) (
レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか？読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが（´-`）.｡oO私も宮廷物？の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ！投票ありがとうございます！(´；ω；`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね！素敵なお名前だと思っておりました！ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます！ 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー！？！？嬉しすぎます…！！震えながら更新してるので、本当に励まされます…！！ありがとうございます！（ ; ; ） (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年2月14日 23時
