２３【JN】 ページ23
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フンフンフーン。
今日のツアーの打ち上げも楽しかったな。
たくさん飲んで食べたけど、ほんの少し物足りない俺は、お酒を求めて宿舎の冷蔵庫を目指す。
ゆっくり晩酌しようとリビングに来たところで禍々しい程の負のオーラを放つ人間がテーブルに突っ伏しているのを見つける。
「ヤー、ジョングガ！
どうした？」
JK「ジンヒョン…。」
「え。まじでどしたの？」
思ったよりもずっと暗い表情をしていた弟にぎょっとする。
JK「ジンヒョンは悪くないってわかってるんですけど、締め上げたい衝動が止められない…。」
「物騒だな。」
何！？
JK「嫉妬です。なんで俺はジンヒョンじゃないんだろう。」
「なんて？」
JK「だって…。
Aさん、ジンヒョンの写真持ってたんです。」
え。
何それ。
「Aちゃん、ARMYだったの！？」
JK「まじで慣れ慣れしく呼ぶのやめてください今は特にまじで。」
「ごめんて。
でも俺のペンなのは確かなの？」
JK「多分。」
ほー。
嬉しいけど、ちょっと信じられない。
「俺ね、思うんだけど、あの子はきっとお前のこと嫌いじゃないよ。」
JK「同情するなら顔をくれ。」
「バカ。
本当にジョングクのことが嫌いなら、
毎日お前の茶碗にだけあんなに山盛りにご飯つぐ…？」
JK「え？」
「知ってた？あの食堂のメニュー考えてるのあの子なんだよ。
毎月毎月、お前の好物ばっか。
偶然だと思う？」
ほんと、二人共信じられないくらいに不器用。
だけど、優しい。
でも、まぁ。
「Aちゃんが優しいのは、お前が一番よくわかってるだろ？」
JK「…っ」
３年前、まだ少年寄りの顔つきで幼かったジョングクが、ある日突然息を切らせて俺のところまでやってきた。
【ジンヒョン、俺…好きな子ができた…！】
その子をどうしたら振り向かせられるだろうと相談しに来たお前に、俺のアドバイスは１ミクロも役に立たなかったと思うけど、
あの時俺は、本当に嬉しかったんだよ。
当時、若いからか色々悩んでる様子だったジョングクが、突然晴れ渡った表情をして恋をしたなんて言うから、なんとか力になりたくて、ヒョンはから回っちゃったみたい。
俺じゃ役不足かもしれないけど、
何度だって背中を押すよ。
お前は俺の大事な弟だからね。
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ミロ(プロフ) - nanaさん» まじですか？？嬉しいなぁ！！ありがとうございます！(*^^*) (2020年2月1日 16時) (
レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - にーなさん» とんでもないです！！(//∇//)ありがとうございます！(´∀｀*) (2020年2月1日 16時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 最高です泣 (2020年1月25日 20時) (レス) id: 1c8c31250d (このIDを非表示/違反報告)
にーな - ほんとうに天才ですね！！！ (2020年1月11日 16時) (レス) id: f81ba2038e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Miyuさん» Miyu様 キミが〜読んでいただけたのですね？すごくすごく嬉しいです(＞人＜;)彼らの台詞ってなんだか私の中で勝手にイメージがあって（笑）でもそれを好きになっていただけて感激しております！暖かいお言葉でこれからも頑張れます！ありがとうございます！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年12月29日 21時
