嘘をつきました ページ8
ピッと親指を立てた私に、目をキラキラとさせるジョングク君。
HS「大阪ってなにが美味しいの？」
『ガイドブックによると、オコノミヤキ、タコヤキなどの粉物が有名とあります！』
HS「うわ！美味しそう！」
よし、とりあえずは大きな町に向かうか。
私の服の裾を掴むジョングク君の手を握り、
なんとなく人の流れに乗って歩いていく。
JK「ヌナ！」
『ん？』
JK「あのひとたち、きょうだい？」
彼がじっと見つめている男女は、
どう見てもカップル。
しかも濃厚な方の。
『んー、あれはきょうだいではないかなぁ。』
JK「じゃあ、なんでぎゅってしてるの？」
『え！？』
くっそ！
あいつらこんな人目につくところでイチャイチャすんなよ！
『んーと、んーと、あのひとたちは恋人同士で、好き同士だからあーいうことをするのであって。』
JK「じゃ、ヒョンたちとぐぅもこいびと？
ぐぅ、ヒョンたちのことしゅき。」
『…。』
やべぇ。
子どもの好奇心とは怖いもので。
彼は純粋に気になって聞いてくれてるんだろうけど、どう答えていいかわからん私はただひたすらに冷や汗が出る。
『えっとね、好きの中でも、一番好きな人が恋人なんだよ。』
JK「そーなんだ！
じゃあ、Aヌナのこいびとはぐぅ？」
か、かわ…！！
いやでも、来た。
絶対来ると思ったんだよこの質問！！
どうする…。
え、正直に答える？
汚れなき瞳で私を真っ直ぐに見つめる彼に嘘なんかつけるのか？
『そ、そう！！
私の恋人はジョングク君！
でも、ここにいる6人とも同じくらい好きだから、ヌナの恋人は6人いるな〜！』
JK「！！
ぐぅも、ヌナが一番しゅき！！」
私は今日、
罪深い嘘をついてしまいました。
YG「…。」
ユンギ君からの刺すような視線を感じながら、
嬉しそうにニコニコ笑うジョングク君に笑いかえす。
私、今間違いなく自分で自分の首絞めたよね？
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えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです！！ (2021年8月25日 22時) (
レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました！！ どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか！？この最高の話は！！！ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません！笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ！わ！わ！えーん！！嬉しすぎてどうしましょうかっっ！！本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます！(＞人＜;)これからも何卒よろしくお願いします…！！ (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん！突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます！笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年5月8日 19時
