皆よ、私に続くのだ ページ7
『ありがとぉお!』
HS「へへっ。」
頼れる兄貴なホソク君に、きゅんと心臓を撃ち抜かれる。
弟達に慕われる理由がよくわかるよ!!
つんつんつん
頭を突かれて振り返ると、
後ろの席から一生懸命顔を覗かせるジョングク君と目があった。
JK「ヌナ、おかしちょーだい?」
『おっけーい!
でも、ジョングク君、席に立ったら危ないよ。
座って待ってて。』
JK「あい。」
こーゆうのは、見逃さず注意する先輩が黙ってるなんて、おかしいなと隣に目を向けると、
JN「…。」
窓際に座る彼は腕を組み、ぎゅっと目をつむり、
音楽を聴いて外界とのつながりを遮断していた。
ああ、そっか!
先輩って高いところ苦手だったっけ!
やっばー、守りたー。
今すぐ隣に行って抱き潰したいのに、実際先輩の隣にいるのは、さっきからずっと、私に手のひらを差し出し続けるジョングク君。
最近、私のこと便利なお菓子おばさんとでも思ってないか!?
それにしても、今回の旅行。
私と先輩のサービスタイムなんかはあるのだろうか?
初の旅行だし …ね?
あるよねぇ!?(無いか)
・
JN「じゃあ、3時過ぎには合流出来ると思うから。」
『わかりました。
皆、ジンヒョンにお仕事頑張ってねーって。
テヒョン君はいい加減先輩から離れるのです。』
いやいやと先輩の足にしがみつくテヒョン君を、
無理やり引き剥がす。
JN「皆、ヒョンがいなくて寂しいと思うけど、ちゃんとAちゃんの言うこと聞くんだよ。」
「「「はーい!」」」
会社に向かう先輩を見送り、
この場に大人は私1人だけになってしまった。
さて、と。
『はい、今からは私が皆のリーダーです!
とりあえず、お兄ちゃんズは弟の手をしっかり握って!』
ユンギ君がジョングク君、
ホソク君がジミン君、
ナムジュン君がテヒョン君の手を握ったのを見て、
よし。と頷く。
『うーん、まずはどこから行こうかなー。』
YG「うわ。なにそれ。」
『え?』
カバンから取り出したガイドブックを見て、ユンギ君が眉を寄せる。
『なにって、大阪観光マップ完全版よ!』
YG「いや、でかすぎだろ。」
『当たり前でしょ。今日は大阪の美味しいもの全部マスターするんだから!』
JK「いっぱいたべるの!?」
『もち!!』
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えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです!! (2021年8月25日 22時) (レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました!! どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか!?この最高の話は!!!ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません!笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ!わ!わ!えーん!!嬉しすぎてどうしましょうかっっ!!本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます!(>人<;)これからも何卒よろしくお願いします…!! (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん!突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます!笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年5月8日 19時